【ラノベ】よめせんっ! 7巻【最終巻/感想/ネタバレ】
著:マサト 真希 イラスト:ごま さとし
「いぃいやっほおおおおうっ!!」
「やった、やった、よくやりましたぞ、広人!この調子でどうせなら全世界、いいえ、全宇宙すべてを嫁にするのはどうです!」
2013年1月の新刊。約8年11ヶ月3週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。
最終巻ということで表紙はウェディングドレス姿のねこがみさま。ミニスカドレスなのがねこがみさまらしいというか何というか。
さて、天狗から言い渡された無理難題に加えて、次々と降りかかる災厄に消耗していく広人の心。明らかになる祖父母の時代に隠された禁忌。ねこがみさまとずっと一緒にいることは出来ないのか……。
前巻の中盤から始まったシリアスは益々加速して。あちこちから追われる広人達に安息の場所は無く。賑やかなラブコメといったこれまでの展開からものものしい雰囲気に。
榊さんが挿絵に登場するのって初めてだろうか。おばあちゃんでも挿絵に出れるんだな……。おりん婆ちゃんって挿絵に出たことあったっけ。
何とか誰も犠牲にならないハッピーエンドに着地は出来たので、終わり良ければ全て良しというやつですな。
総評
そんなわけで嫁千人計画は宇宙進出へ。電撃文庫『よめせんっ!』全7巻、これにて完結。足掛け3年2ヶ月。
嫁千人計画等、一見ハーレムラブコメものと思わせるつくりながら、その実、家族という単位を大切にする部分の大きいタイトルだったという印象。
もうちょっと刊行時期が後の時代だったら、萌えは意識せずにメディアワークス文庫でも良かったんではないかと。
マサトさんはこの後、戦場を一迅社文庫や角川つばさ文庫等に移した後、今はメディアワークス文庫に落ち着いたのかしら。
燃:C+ 萌:A 笑:B+ 総:A
シリーズリンク
・よめせんっ! 6巻(2012/10)
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