ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団㊦
著:J.K.ローリング 訳:松岡 佑子
「わしは、こう思ったのじゃ……きみはもう、十分すぎるほどの責任を背負っていると」
どんどん分厚くなるから、おいおい今回は700ページくらいあるんじゃね?と思ったら、本当に700ページあって吹いた。
さて、下巻。アンブリッジ先生の横暴は益々非道いものとなり、遂にフレッドとジョージがホグワーツを脱出する。彼等はダイアゴン横丁でいたずら専門店を開いたらしいが、もう戻ってこないんだろうか。
彼等のきっぱりとした態度に燃えた。
ハリーは知りたいことを教えてもらえないまま、スネイプから閉心術の特別訓練を受けることに。その中で、彼は父が学生時代、スネイプに酷い虐めを行っていたことを知る。シリウスやルーピン先生はジェームズが十五歳特有の驕りや自尊心がそうさせたと弁明するが、それでも苛めカコワルイ
そりゃスネイプもいじめっ子の息子に復讐したくなるよ。でも何だかんだでスネイプってハリーのことを助けてくれてるんだよな。ハリーの咄嗟のSOSもちゃんと理解するし。
ちょろっとだけ、まさかのロックハート先生再登場。記憶を失っているものの、人にサインをあげようとするところは変わっていない。もしかして伏線?
訪れる痛ましい死。ヴォルデモートの罠に嵌まったハリーを助けに来たシリウスが死亡。セドリックのときもそうだったけど、さっくり死に過ぎじゃね?あんまり盛り上がらなかったな。
セドリックのときは後からジワジワきたけど、今回はそれも無かったし。
ダンブルドアはようやくハリーに隠していた秘密を話す。ハリーが生まれる前から、ヴォルデモートを倒す存在の誕生が予言されていたそうな。で、ネビルもまた、その預言に当てはまる存在だった。
ヴォルデモートが額に刻んだ傷が決めてとなって、ハリーこそがそうだということになったが、ネビルにもまだ何かありそう。
今回の決戦時にハリーの側で最後まで立っていたのはロンでもなく、ハーマイオニーでもなくネビルだったのだから。一気に成長したな。
そして終わりを告げるハリーの初恋。やっとチョウ退場か。他の男と付き合い始めたらしい。
一方、ジニーは早くも男を取っ換え引っ換え状態。
今度こそハーマイオニーのフラグか!?
燃:A 萌:B 笑:B 総:A
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません