ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ㊤
著:J.K.ローリング 訳:松岡 佑子
「ハーマイオニー、君って、ほんとに、僕がいままで会った最高の人だ」
「もし僕が二度と再び君に失礼なことを言ったら――」
「――そしたらあなたが正常に戻ったと思うわ」
ハーマイオニ-酷ぇw
シリーズ第五弾。巻を重ねる度に分厚くなり、今回は上巻だけで約660ページあります。下巻は700ページくらいありそうだな。
タイトルは「フェニックスナイツ」と読みたい年頃です。
さて、復活したヴォルデモートに対抗するため、ダンブルドアはかつて闇の勢力と戦うために結成した不死鳥の騎士団のメンバーを再び召集。更に新しい仲間も募り、来るべき戦いに備える。だが、ヴォルデモートの復活を頑なに認めようとしない魔法省とダンブルドアは対立。不穏な空気が流れだす。
騎士団のメンバーの中には三巻でホグワーツを去ったルーピン先生の姿も。もう先生ではないが。
「闇の防衛魔術」の先生には魔法省から送り込まれてきたアンブリッジ先生が着任。このアンブリッジ先生が恐ろしくいけすかない奴で、もう胃の痛いこと胃の痛いこと。体罰ってレベルじゃねぇぞ。
日刊予言者新聞にはあることないこと書かれるし、騎士団のメンバーはハリー達が若過ぎるからと何かを隠しているしで、ハリーは終始イライラしっぱなし。
時々、チョウのことで舞い上がったりするが、すぐドン底になる要因が出て来る。って、チョウ、まだ出て来るのかよ!セドリックの死を悼んでろよ!何なん、先にセドリックにダンスパーティに誘われたから、しゃーなしで行きましたみたいな態度!?
だからいつになったらハーマイオニーのフラグは立つのですかと!ハリーが監督生に選ばれたと勘違いしたときの喜び具合とかからすると、脈はあると思うんだけどなぁ。
その一方で、監督生に選ばれたロンが惨め過ぎて泣ける。クィディッチのキーパーにも選ばれたけど、かえって胃痛の原因になってるっぽいし。
ロンの妹ジニーはハリーに想いを寄せていたが、諦めたそうです。ええええええええええええええ。
そして組み分け帽子が歌った通り、ホグワーツの四つの寮が力を合わせるときがきた。だが、アンブリッジ先生は状況を引っかき回すし、スリザリンにはヴォルデモートの配下が居るも同然だし、団結出来る気配がしやしねぇ。こんなことで闇の勢力と戦うことが出来るのか?
騎士団の任務でどこかへ行っていたハグリッドが帰って来て下巻へ続く。本来は上下巻セットで販売されている作品なので、下巻も近い内に。
燃:A- 萌:B+ 笑:B 総:A
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