【ラノベ】パナティーア異譚5 双界のハピネス【5巻/最終巻/感想/ネタバレ】
著:竹岡 葉月 イラスト:屡那
「考えるだけなら、もうさんざんやったんだ」
「好きな子がここにいるんだ。彼女と一緒に生きるんだ」
2015年1月の新刊。約7年11ヶ月3週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は1巻と同じ理人とイシュアン。まぁ、あの時のイシュアンとは違うのかもしれんけども。
さて、望まぬ形で地球へと戻されてしまった理人。イシュアン達の身を案じることしか出来ない中で焦燥感ばかりが募っていって……。
この今すぐにでも帰りたいのにどうにもならず、地球の日常と自身の心情との乖離ばかりが際立っていくの状況辛ぇなぁ……。ヒリヒリする。
と思いきや、実は地球に戻されてはいなくて、幻術にハマっていただけでしたー!というオチ。おいおい、最終巻への引きに使っておいてそりゃないよ……。そこは本当に帰還させられてたという方が盛り上がったんじゃないの……。拍子抜けしちゃった。
響子とは最後までしっかり理解り合うことは出来なかったか……。響子を死なせないためだったとはいえ、魔神も一緒に地球へと送っちゃったのはやべーんじゃないのか……。まぁ魔神と言っても絶対悪というタイプではないけども。
この先、響子にも何か救いがあることを願うわ……。
パナティーアに残る。理人の気持ちは決まっていた。イシュアンの事を考えたら、その選択しかないか。ただ、息子が行方不明になったままになってしまうご両親の事もちょっとは気にしてあげて……。
総評
そんな具合で正統派異世界ファンタジー、ファミ通文庫『パナティーア異譚』全5巻でした。足掛け1年3ヶ月。
爆発力こそ無いものの手堅いファンタジー作品という印象。イシュアンのキャラがもうちょっとヒロインっぽさを出していたらラブ寄せ的にも良かったのではないかと思う。
燃:B+ 萌:A- 笑:C 総:A
シリーズリンク
・パナティーア異譚4 聖石のエニグマ(2014/09)
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