【漫画】パタリロ！ 14巻【感想／ネタバレ】

作：魔夜峰央

「なんでおまえまで出てくるんだ！」

1982年８月刊行物。

『ファントム』では遂にマライヒとザカーリが接触。ザカーリ、バンコランの暮らすマンションにまで引っ越してくる行動力が凄い。
マライヒも所詮数多いるバンコランの恋人のひとりに過ぎないでしょと高を括っていたザカーリだったけど、思い知らされる形に。
ザカーリの出番ってこれで最後だったっけな。まぁ的中率の高い占い師となると持て余すのかなぁ。

『パタリロ異変』は超真面目になってしまうパタリロのお話。周囲の人達って意外と迷いなく元のめちゃくちゃなパタリロに戻ってほしいと思うのね。真面目なパタリロに適応していった方が将来的にはプラスになるのではｗ
まぁ、はしかだから放っておいても治っちゃうんだろうけど。

『αランダム』はプララにお兄ちゃんができるお話。プラズマファミリーのエピソードはいつもハートフルだから困る（困らない）
『マライヒの季節』はあわやバンコランが窮地に陥りかけるお話。八つ当たりで燭台が曲がるほど殴られるパタリロほんとかわいそうｗ

バンコランに見向きもされなかったパトリック。バンコランって美少年なら誰でも良いってわけじゃないんだな。顔に浮かび上がる内面を見抜いてるってことかなぁ。
でも痴情のもつれでトラブることもあるし、じゃあ単に顔が好みじゃなかったのかｗ

『大帝の罠』ではマライヒに隠し事をするために、瞬く間にコンビネーションを組み上げるパタリロとバンコランが良いよな。
でもきっちり謝礼はねぎろうとするの笑うわｗ１回言い値で払ったら、今後もそれが基準になるって理解してるんだろうなｗ

パタリロのギャグ時空に巻き込まれて事無きを得たが、バンコランのすぐ傍には大帝の手先が……。おぉ、ゾワゾワする続き方するやんけ……。

燃：A-　萌：A-　笑：A+　総：A+

シリーズリンク
・パタリロ！ 13巻（1982/05）
・パタリロ！ 15巻（1982/11）