【ラノベ】異修羅Ⅱ 殺界微塵嵐【２巻／感想／ネタバレ】

著：珪素　イラスト：クレタ

━━最強と最強の激突。心躍らぬ者はこの世におるまい。

2020年３月刊行物。約１週間半の積み。半年振りの新刊。
サブタイは「さっかいみじんあらし」と読みます。「あらし」より「らん」って読んだ方が格好良くないか？

本物の魔王が死んだ世界。逸脱した存在はまだまだあちらこちらに存在する。ということで、まるで１巻の話が無かったかのような空気で、次々と新しい修羅が現れていく。
びっくりするくらい１巻のキャラ出て来ないのな。脇役としてちょろっと出て来る人もいるにはいるが……。
フォーマットとしては１巻と同じで前半で修羅を紹介していって、後半でそいつ等が激突するという。

あらゆるものを粉微塵に削り切ってしまう微塵嵐。まさか自然現象すら戦う相手になるのか……と思いきや、そのタネは強大な個であった。ここはちょっと拍子抜けしたかなぁ。
自然災害そのものと戦うって展開の方が得体が知れなくて良かったのでは。

軸のキヤズナ、もう出て来るとは思わなんだ。何なら名前しか出て来ない人のまま終わってもおかしくないポジションだったのに。
そんなキヤズナが作り出した機魔（ゴーレム）メステルエクシル。幼い子供のような思考回路を持つこいつの成長がちょっと気になるな。
一方、己の信念を通すために満身創痍になってまで手に入れた魔剣を手放すトロアかっこよ。

あれ、今回２人目の話だって言わなかったよな？まだ上覧試合出場が確定した人はいないってことかしら。
というわけで今回もキャラ紹介をやっただけで終わっちゃったぞ。
えっ、もしかしてこの２巻の内容でアニメ２期やるの？正気か？この様子だと、六合上覧はっじまっるよー！アニメ『異修羅』完！ってならない？

うーん、まだエンジンが掛かり切っていない感あるよな～。未だ序章ってスタンスなんだろうか……。今のところ、うぉおおおおおおおもろいやんけ!!という感じではないが、もうちょっと読んでみるか……？

燃：Ａ　萌：B+　笑：Ｃ　総：Ａ

シリーズリンク
・異修羅Ⅰ 新魔王戦争（2019/09）
・異修羅Ⅲ 絶息無声禍（2020/08）