【ラノベ】異修羅Ⅲ 絶息無声禍【3巻/感想/ネタバレ】
著:珪素 イラスト:クレタ
━━ああ。どうして、人は勇気を出そうなどと思ってしまうのだろう。
2020年8月刊行物。約2週間半の積み。5ヶ月振りの新刊。
サブタイは「ぜっそくむせいか」と読む。成程、毎回漢字5文字という縛りなわけね。
巻頭には黄都二十九官の紹介ページが。修羅の紹介ページは無いのに、二十九官の方はあるのおかしくない?
新たに登場した粘獣(ウーズ)、無尽無流のサイアノプ。口絵で本読んでるスライムのイラストがめっちゃ可愛いじゃん。こいつも修羅のひとりなんですけど。
一人称パートってもしかして本作では初めてかな。悪かったわけじゃないけど第三者視点の語りに統一した方が一貫性あって良かったような。
黒い音色のカヅキ、口絵1ページを丸々使って紹介されていたのに出て来て早々殺されるとは……。これには意表を突かれましたね。章題が塗り替わる演出は良かったな。
少しずつ見えてきた本物の魔王の正体。それは現代日本からやって来た少女であった。あ、そういう方向性なのか。
魔王が何もしていないのに恐怖で発狂して自滅していくパーティーの絶望感極まってて良かったですね。
そして遂に始まる六合上覧。アルスは冬のルクノカという伝説上の存在と激突。これまでは飄々と勝利を収めてきたアルスも流石に大苦戦。
そうは言うても主役に近いポジションなんだし、満身創痍になりながらも逆転するんでしょ?と思っていたが、これで逆転や!という展開も何度か繰り返すもえげつない敗退。
流石に死んでないとは思うけど、ここまでこっぴどくやられるとは。
というわけでⅢ巻まで読んだわけですが、個人的に今一つノリ切れてないんだよなぁ。まだ風呂敷を広げてる段階だからってことかもしれないが……。私はここで撤退ですね……。
あ、アニメ2期は一応視るつもり。映像で見たらまた印象変わるかもしれんし。
燃:A 萌:A- 笑:C 総:A
シリーズリンク
・異修羅Ⅱ 殺界微塵嵐(2020/03)
著者リンク
・超世界転生エグゾドライブ01 -激闘!異世界全日本大会編-〈上〉(2020/09)
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