ゲーム,ノベライズ,講談社BOX

428~封鎖された渋谷で~1 (講談社BOX)
著:北島 行徳(ゆきのり) 原作:チュンソフト イラスト:N村

守るべきものを見失わない。それが基本だ

講談社BOXとか初めて買ったんだぜ……。

Wiiで発売され、その後、PS3とPSPにも移植されたサウンドノベルが脚本として参加していた北島さんの手により、イシイ監督全面監修の元、ノベライズ。
このノベライズ発売当時、ゲームはプレイ出来る環境じゃなかったから、ノベライズだけでも……いやいや、こういうのは一度ゲームをプレイしてからこそ読むから意味があるんだと自分に言い聞かせて我慢していました。
しかし、ゲームをプレイし終わった今、最早そんな考えに縛られる必要は無い!
購入自体はゲームプレイ中に済ませていました。

基本的には各時間帯毎に、登場キャラのシナリオが展開していくという構成。毎回同じ順番ではなく、主人公達がお互いの運命に影響を及ぼし合っていることが判り易くなるように並べられている印象。
まぁ、大体内容を把握した上で読んでいる判り易いという側面もあるのだが。

挿絵は1ページ丸々使って挿入されているところもあるが、色々見せ方が工夫されている印象。
と言うか、結構ふざけてるな。「ズギュウウウウン」じゃねーよw
で、建野が怖過ぎる件。そもそも建野って何で杖ついてるんだっけ?

で、このノベライズ用の書き下ろし、本編ではTIPSで断片的に語られるのみだった劇団・迷天使編。最初はコメディテンションで、おいおい、この後大沢編にいくのかよwなどと思ったりもしたのだが、まさかのウーア・ウイルス感染者の登場で一気に急カーブ。まぁ、ミスリードって可能性もあるが。
いやしかし、このときは壊れたドライアイスマシンが最後の勝利の鍵になるとは思わなかったなぁ。

そして何故か存在を別人に変えられている主題歌担当、上木彩矢さん。HIMEとかいうアーティストに変わっている。権利関係の問題なのかなぁ。
つーか、この人、『仮面ライダーW』の主題歌歌ってたじゃないっすか。全然気付かんかったわ。

というわけで、1巻でした。それなりのペースで消化していきたいと思ってるんだぜ。

燃:B- 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

アニメ,講談社BOX

「それでも私は、そなたに惚れて、良いか?」

次回予告視た時点で面白そうだったので、片手間じゃなくて、ちゃんと視ようと思ってたら、2ヶ月くらい寝かせちゃいました。

さて、右衛門左衛門の凶弾に倒れたとがめ。ヒロインなのに、さくっと死なせちゃう、それが西尾維新クオリティ。
開始20分くらいまで、七花ととがめの最期の別れのシーンだから、ちょっとしつこいかなとは思ったんだけど、その後の巻き返しが凄かったので問題無くなった。

回収された11本の完成系変体刀を手に、七花の前に立ち塞がる新たなる敵達。しかし、これまではとがめの命令で、刀を破壊せず、かつ自分も守りながら戦わなければいけないという制約があったため苦戦していただけの七花は易々と敵を葬り去っていく。
この個性ありそうなキャラをばっさばっさ殺していく展開がいかにもだよなぁ。
『ロックマン』シリーズの最終ステージのボスラッシュを思い出したわ。

そして右衛門左衛門との激突。その戦いはあまりにも壮絶で。燃える燃える。

エピローグでは、とがめの遺志を継ぎ、全国の地図を作る旅に出る七花の姿が見れる。その傍らには否定姫の姿が。右衛門左衛門が遺した不忍の仮面を頭につけてるのが泣かせる。ってか、否定姫、えらい可愛くなってない?

いかにもノーマルエンドって感じの終わり方だよなぁ。グッドエンドなら、とがめと否定姫で両手に花状態になるのではないかと。

総評

そういうわけで、西尾維新アニメ化プロジェクトの一貫として放送された大河アニメ、講談社BOX原作、対戦格闘喧嘩絵巻『刀語』全12話、これにて閉幕。

大河アニメって試みは面白いと思うだけど、放送日を忘れそうになるのが困りもの。また、尺が1時間なので、普段アニメばっかり視てると、どうしても敷居が高くなってしまうんだよな。

まぁ、ちゃんと最後まで視たら、捻くれっぷりが楽しめたんだけどさ。ヒロインが死ぬのはどうかと思うが。

アニメ化プロジェクトの次は『傷物語』になるのかな。

燃:A+ 萌:A- 笑:C 総:A+

刀語 第十二話 炎刀・銃 (エントウ・ジュウ) (講談社BOX)
刀語 第十二話 炎刀・銃 (エントウ・ジュウ) (講談社BOX)

ゲーム,ノベライズ,講談社BOX,雑記

ブルースクリーンでにっちもさっちもいかないので、相棒のノートPCを修理に出してきました。
一応、店頭で500円で診断してもらえたんだけど、最後までお金を要求されないから、こっちから訊いたら、「忘れたんで、今回は結構です」だってさ。らっき!
戻ってくるまでに、2、3週間はかかるそうで。いやはや、ブログを更新出来ないが、こんなにも辛いなんて・・・・・・。
今は妹が卒論書くのに使ってるノートPC借りて更新してるんです(ぉ
折角、ハートキャッチ・ヘビーローテーションが可能になったのに、パソコンが使えないんじゃなぁ。

いや、逆に考えるんだ、脱線する要素が減れば、読書が進むんじゃないか!?答えは月末のまとめでね!

で、今絶賛プレイ中の『428』が面白いので、ついでに近くの書店でノベライズを買ってきました。講談社BOX買ったのは初めてなんだぜ。

・428 封鎖された渋谷で①
・428 封鎖された渋谷で②
・428 封鎖された渋谷で③
・428 封鎖された渋谷で④
428~封鎖された渋谷で~1 (講談社BOX)
428~封鎖された渋谷で~2 (講談社BOX)428~封鎖された渋谷で~3 (講談社BOX)428~封鎖された渋谷で~4 (講談社BOX)

の計4冊。今のところは、ゲームが終わったら、すぐ読もうと思ってます。

アニメ,講談社BOX

「さて、奇策士よ。貴女は何と言って死ぬのかな」

後回し後回しにしてたら、こんな時期になってしまった。とっくに最終話も放送されてるよ!

さて、激突する真庭鳳凰と右衛門左衛門。以前に手に入れた毒刀・鍍でこれに対抗するが、鳳凰はその毒性に呑み込まれてしまう。
ここで鳳凰としての人格は退場。あんだけしっかりキャラ立てしといて、さくっと退場させるところがいかにも西尾さん作品っぽいよなぁ。

鳳凰の身体を乗っ取ったのは四季崎記紀。今回の対戦相手は彼となる。
四季崎が言うには、完成系変体刀は予知能力で知った未来の知識を用いて、作成されているんだとか。だから、決して物理法則から逃れるものではない。こんな設定だから、炎刀・銃なんてのがあるのか。

炎刀・銃と言えば、真庭人鳥の最期がえげつない件。口に銃を突っ込まれて発射されるとか、おいおい。右衛門左衛門さん、パネぇっす。

もっと手こずるかと思ったけど、七花八裂・改で意外とさくっと四季崎を撃破。
そして、最後の刀、炎刀・銃を手に入れるべく、尾張城へと向かおうとした七花ととがめの前に右衛門左衛門が現れる。

凶弾に倒れるとがめ、絶叫する七花。というところで最終回へ続く。ここにきて、盛り上がって参りました。
最終回予告がこれまた面白そうで困る。

燃:A- 萌:B+ 笑:C 総:A+

刀語 第十一話 毒刀・鍍 (ドクトウ・メッキ) (講談社BOX)
刀語 第十一話 毒刀・鍍 (ドクトウ・メッキ) (講談社BOX)

アニメ,講談社BOX

「お前の何のために戦っている?」
「決まってるだろ。とがめのためだ」

今回の刀の所有者は仙人、彼我木輪廻(ひがき・りんね)。彼と出会ったことで、七花ととがめは自分の苦手と向き合うことになる。
己を見つめ直したため、これまでのゲストキャラが何名か回想や心象風景で再登場。迷彩とか凄い懐かしいな。

虚刀流が完了型変態刀であることや、否定姫が四季崎記紀の末裔であることが判明、傷ついた人鳥(ぺんぎん)との遭遇で、盛り上がって参りました。
次は11/17放送予定。

燃:A- 萌:B+ 笑:C+ 総:A+

刀語 第十話 誠刀・銓 (講談社BOX)
刀語 第十話 誠刀・銓 (講談社BOX)

アニメ,講談社BOX

「誰が童子属性だ誰が!」

最初、同時属性って何じゃいと思ったわ。

さて、九本目の完成系変体刀、王刀・鋸の所有者は生真面目な女性、汽口慚愧(きぐち・ざんき)。
七花やとがめが汽口汽口って言う度にキムチって聞こえる(ぉ

七花は汽口に剣の手ほどきを受けることに。道場の雑巾がけも修行の一環って聞くと、「暮らしの中に修行あり」のフレーズを思い出すな。

で、意気揚々と道場に通う七花に嫉妬するとがめがとても可愛い件。ただ、田村ゆかりさんの演技によるところが大きいのではないかという気がする。
と言うか、西尾さんの作品で素直にラブコメとかしてると気持ち悪いな。

次の放送は10/20(水)予定。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

刀語 第九話 王刀・鋸 (講談社BOX)
刀語 第九話 王刀・鋸 (講談社BOX)

アニメ,講談社BOX

「運命とは言い張るものだ!」

サブタイトルの「釵」は「かんざし」と読みます。

まさかOP変わるとは思わんかった。でも、よく考えたら、とがめの髪が短くなったから何らかの変更はあると考えるべきだったのか。

実姉という最大の敵を乗り越えたからなのか、七花が大きく成長したという印象。とがめとのイチャイチャっぷり半端ねぇ。

とがめと否定姫がいよいよ接触。否定姫、良いキャラしてんなぁ。何気に炎刀・銃を持っていたり。

微刀・釵はからくり人形そのもの。その名は日和号(びよりごう)。名前を聞く度に、『ギャグマンガ日和』を思い浮かべてしまうw

燃:A- 萌:A- 笑:B 総:A-

刀語 第8話 (8) (講談社BOX)
刀語 第8話 (8) (講談社BOX)

アニメ,講談社BOX

「だから、ちゃんと私を殺してちょうだいね?」

サブタイトルの「鐚」は「びた」と読みます。
つーわけで、悪刀・鐚を手にしたお姉ちゃんとのマジバトルです。

今回は演出が捻くれてたなぁ。まさかのADVゲーム風のシーンは吹いた。
あんまり手間かかってなさそうだから、七花VSお姉ちゃんのシーンのクオリティが凄いのかと期待したけど、全然そんなことはなかったんだぜ。

燃:B+ 萌:A- 笑:B 総:A

刀語 第七話 悪刀・鐚 (アクトウ・ビタ) (講談社BOX)
刀語 第七話 悪刀・鐚 (アクトウ・ビタ) (講談社BOX)

アニメ,講談社BOX

「私の強度は障子並みだ!」

「鎚」は「かなづち」と読みます。

どうせ次の放送は1ヶ月後だから、視るの後回しにしても全然大丈夫だぜ!って思ってたら、七話の放送まで1週間を切っちゃったワナ。

今回もまた、まにわにの扱いが酷い件。どんだけサクサク死んでいくんだよ!
つーか、狂犬の技とか最早忍法じゃねぇだろ!『忍風戦隊ハリケンジャー』を思い出したわ!

少しずつ人間らしい感情を得てきた七花だったが、ラストでナレーションが匂わせる姉殺しの悲劇。普通のアニメなら、回避出来る悲劇なんだろうけど、西尾さん原作とか普通に殺しそう過ぎて困る。

燃:C 萌:A- 笑:C+ 総:A-

刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ) (講談社BOX)
刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ) (講談社BOX)

アニメ,講談社BOX

「僕はあの性格も含めて、戦場ヶ原のことが好きなんだ」

いよいよ配信開始。配信開始日が6/25で、その1週間後にOPが完成版のアニメ映像になったんだとか。視るのを後回しにしている間にOPが完成版になったっていう。

さあ、約4ヶ月の焦らしプレイの末、ようやく最終話です。完全に忘れてたわ。
完成版OPは、あれあんまり動かないなぁと思っていたら、サビでぐりんぐりん動くワナ。何という凌辱動画。大変エロい仕上がり。

待たせただけあって、相当なクオリティ。前半なんか、ただありゃりゃ木さんと化け猫が向かい合って喋ってるだけなのに、演出の所為で面白く見える不思議。
忍が登場してからは動き過ぎて、何がどうなってんのかよー理解らんなw

最後は最終回らしく何だか綺麗にまとまっていた。
最終話はいつまで公式サイトで視聴可能なんだろう。DVD発売くらいまでかな。

総評

というわけで、講談社BOX原作『化物語』テレビ放送全12回+ネット配信全3回=全15回でした。
シャフトお得意のとんがり過ぎた演出と魅力的なヒロインで大変面白かったです。きっと今改めて原作読んだら面白く感じる筈。

このヒット具合なら、続編があってもおかしくないと思うけどなぁ。原作のストックもあることだし、いくらでも儲けられそう。
と言うか、ファイヤーシスターズのエピソードは是非やってほしい。内容知らんけど、ビジュアル的に良いモノが出来そうだし。

燃:C 萌:A+ 笑:C 総:A+

エピソードリンク
第拾肆話「つばさキャット 其ノ肆」

シリーズリンク
偽物語 第壹話「かれんビー 其ノ壹」