GA文庫

這いよれ! ニャル子さん 2 (GA文庫)

著:逢空 万太 イラスト:狐印

「お前は心臓動かすな」

約二ヶ月二週間の積み。三ヶ月振りの新刊。順調に二巻が登場。
今回からクー子も真尋の家に同居することに。鼻血垂らすクー子可愛いよクー子。

基本的にやりたい放題なのは変わらず。目次でいきなり『ジョジョ』ネタだしな。
真尋のツッコミはどんどんエスカレートしていくし。
と言うか、これストーリー要らなくね?

巻末には狐印さんのラフイラストを収録。

次は十月。ドラマCD化も決まったし、もうアニメ化まで突き進みそうな気がするなぁ。

燃:C 萌:A- 笑:A- 総:A-

富士見ファンタジア文庫,雑誌

DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2009年 11月号 [雑誌]

『生徒会の一存』
表紙。また会長単独です。杉崎はともかく、知弦さん達も出してあげてください……。

特集は杉崎と中目黒の絡みに見開きが使われていて吹いたw

アニメの放映局は家で見れるのはBS日テレのみ。BSが映らなければ消し飛ぶところだったぜ……。

コミカライズ三本目、コンプエースで四コマ『生徒会の一存ぷち』が開始。
また、文庫のフェアでは小冊子のプレゼントも。どんだけ押す気なんだ……。

連載はアニメ化の影響で入ってくる新規読者への対策を話し合う、というもの。何かドラマガ初掲載時の短編を思い出すなぁ。
『禁書目録』のミサカネタはピンポイント過ぎるw

お便りコーナー『オールナイト全時空』では『これはゾンビ』の木村さんがナチュラルに投稿していて吹いた。

ドラマガ全体お便りコーナーでは狗神さんのイラストを読者のイラストと間違えて掲載するミスが。公式サイトに謝罪文が載ったらしい。
ネットで知ってから確認したんだけど、確かに狗神さんのイラスト載ってる……。

『伝説の勇者の伝説』
PSPゲーム画面公開。どうやら原作を下敷きにしたオーソドックスなRPGになるっぽい。『まかでみ』のゲームみたいにキャラゲーになる可能性大だけど。

『火の国、風の国物語』
女性陣の下着姿ピンナップ付き。特集ではアレスのモテっぷり考察ですが、完全に無視されているジェレイド……(´・ω・`)

連載は第三部完結。次号の掲載予定に入ってるから、四部が始まるのか。またアレスの話になるのかな。

『1×10 藤宮十貴子は懐かない』
『二ノ宮くん』で御馴染み鈴木さんの新作。タイトルは「ワンバイテン」と読みます。どっちがシリーズタイトルなのか判らない……。多分、前の方だろうけど。

特集を読む限りでは、またラブコメと見せかけて、胃の痛くなる展開に突入しそうな気配が。

あと、『二ノ宮くん』のイラストのクオリティが高かった所為で、今回のPANDAさんのイラストが大変残念に見えてしまうのはどうしたもんか。

文庫の一章試し読みを読んだけど、特にびびっとはこなかったのでやはり見送りで。
何か文体が『二ノ宮くん』のときと大分違う気がするな。

『氷結鏡界のエデン』
これが噂のエデンガード(違

こちらはオリジナル短編二話掲載。細音さん、執筆スピード速ぇ……。
内容自体は普通。

『漂う書庫のヴェルテ・テラ』
『ライタークロイス』の川口さんが新シリーズ始動。今度はビブリオ・ファンタジーだそうで。イラストはこれまでのシリーズとは一転して萌え系です。

文庫の一部先行掲載を読んだ限りでは『ダンタリアンの書架』っぽくないこともない。この感じだと、文庫は見送りかなぁ。

『Chrome Closed Chronicle』
『000のエレナ』以降沈黙していた日下さんが復活。復活したはいいものの、またしても売れ線を外しまくりの内容っぽいです。

文庫の一部抜粋をちょっとだけ掲載。うーん、微妙……。

『影執事マルク』
コミカライズ企画進行中。もうアニメ化決まった気配漂ってんなぁw

『鋼殻のレギオス』
カリアン萌えなエピソード。前にもカリアンメインの短編あったし、脇役なのに優遇されてるな、この人。

待望の深遊さん版コミカライズはページ数こそ少ないものの、今まで通りのやりたい放題な内容でした。
もうハーレイに対するいじめは関係者総ぐるみなのかw
「誰!?」とか酷過ぎる。

『フェリ詩』はツェル兄とかグレン男とか、もう頭おかしいとしか思えねぇw

そしてゲームブックDS今冬発売予定。流石に買う気力は無いな……。

『これはゾンビですか?』
ドラマCD化決定。まさかアニメ化まで辿りつくのか……?

『ハイスクールD×D』
連載開始でアニメ化も夢じゃない……筈。
出だしのテンションがちょっと高過ぎて、ウっとなったけど、後半は概ねアホな話で面白かったです。

『RPG W(・∀・)RLD』
特集のみ。ヒロイン勢のサービスカットでG・Jと言わざるを得ない。でもエルトリーゼの生足をご堪能くださいと言いながら、文字が被って全然見えないんだよ!!

『風の聖痕』
山門さん追悼特集。お悔やみの言葉の記載だけで終わりだと思ってたから感動した。思わず遺稿の短編読んでしまった。
ちなみに来春に最後の文庫が出るそうです。

締めは関係者各位からのお悔やみの言葉。ちょっと泣きそうになりました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

『SH@PPLE』
プロジェクトレヴォリューションには描き下ろしでウェディングドレス姿の雪国が登場。実は舞姫なんてことはなく、ガチで雪国だそうです。女装モードでさえありません。普通に似合っていて怖い……。

『まぶらほ』
何て言うか、もう和樹は優柔不断とかそういう領域を突破してる気がするなぁ。

・付録
シールは素晴らしく要らないが、ファンタジア文庫目録は作りがしっかりしていて良かった。

・新刊情報
十月の新刊は『RPG W(・∀・)RLD』三巻のみ。だからムラあり過ぎ……。

十一月は『ストジャ』の本編が登場。え、早過ぎね?
それと遂に来た!『七人の武器屋』の大楽さんの新作『テツワンレイダー』。イラストは桜沢いづみさんということで、萌え路線なんだろうか。

燃:A 萌:A+ 笑:A 総:A+

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「隼のたらい」

それは『ドラクエ』のはやぶさの剣とかけてのことなのか?

さて最終回。復活した伝説の魔女ジギタリス。弓子の身体ごと異界へふっ飛ばすしかないという美鎖に泣いて反対するこよみ。

情にほだされたのか、結果的にジギタリスが、こよみが弓子が大往生するまで守ることを条件に自ら弓子の中に引っ込んでくれたので事無きを得た。

ギバルテスはさくっとジギタリスに倒され、ホアンは美鎖のゴーストスクリプトに異界へと引き込まれた
盛り上げた割にはさくっと終わったな。

最後はEDを流して、帰ってきた日常を描いて終了。

総評
そういうわけで、『よくわかる現代魔法』放送事前特番+全十二話でした。演出意図のよく理解らない時系列シャッフルを含めて、「よくわからない現代魔法」と揶揄されるのも仕方ないかなという部分はあったが、安定した作画でそこそこ楽しめました。
最終的に内容はよく理解らなかったがw

主題歌がOP、ED共に素晴らしかったのもポイント高し。繰り返すが、OPの美鎖が箒で飛んでいるカットが秀逸。
また、EDは曲そのものが神曲でした。

映像自体のクオリティはそこそこだと思う。ウリである美少女がちゃんと描かれていたので、その辺りは『けんぷファー』にも期待したいところ。

問題はアニメ放映中に新刊がガイド本しか出ていないことか。一番出さなきゃいかんときに出さないでどうするんだ……。
その点『ゼロ使』なんかはアニメ放映中にガンガン出すよな。

後番は『戦う司書 The Book of Bantorra』。

燃:B+ 萌:A 笑:B- 総:A-

よくわかる現代魔法 TMTOWTDI たったひとつじゃない冴えたやりかた (集英社スーパーダッシュ文庫)
よくわかる現代魔法 TMTOWTDI たったひとつじゃない冴えたやりかた (集英社スーパーダッシュ文庫)

アニメ,電撃文庫

「俺はお前が好きなんだ」

クライマックス。経済の話はよく理解りません。結局エーブとは決裂したわけか。原作では再登場してるらしいけど。

あとはロレンスとホロのイチャイチャが続く。

EDは静かにスタッフロールを流して終了。楽勝で三期が作れる終わり方でした。

総評
そういうわけで、『狼と香辛料Ⅱ』全十二幕でした。原作一冊につき、六話ずつ使うという非常に丁寧な作りでした。期待していない作品に限って……(ぇ

製作会社が変わったとはいうものの、特に目立った変化は無かったように思う。

一応ラノベ原作アニメだから見てたけど、やっぱりこういうタイプの話は肌に合わんなぁ。流石に三期はスルーかな。きっとやるだろうけど。

後番は『WHITE ALBUM』二期だっけ?

燃:C 萌:A- 笑:C+ 総:B+

狼と香辛料〈5〉 (電撃文庫)
狼と香辛料〈5〉 (電撃文庫)

アニメ,トクマノベルスEdge

「はい、もうそれだけが取り柄ですから」

遂に朝香中学との試合の日がやって来た。だが、タイミング悪く小梅とお嬢はそれぞれ両親に野球をやっていることを知られてしまう。

小梅は三郎さんに庇ってもらえたものの、お父さんは大激怒。
お嬢の側は部屋に閉じ込められる事態となった。

お嬢を理解してくれる付き人の協力を得て、ぎりぎり試合に間に合う小梅とお嬢。途中で車が事故ったけど、あれって一歩間違えたら死んでたよね……。

で、試合開始。対策はばっちりな上、相手はやはり心のどこかで女子をなめている部分があるので、最初の数回は善戦。先制点を叩き込むことに成功。
だが、お嬢の魔球がバレて、さあどうなる最終回!?

勿論勝ってほしいけど、勝つとご都合主義的展開になってしまいそうで、それが心配。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

大正野球娘。―土と埃にまみれます (トクマ・ノベルズEdge)
大正野球娘。―土と埃にまみれます (トクマ・ノベルズEdge)

富士見ファンタジア文庫

ハイスクールD×D4 停止教室のヴァンパイア (富士見ファンタジア文庫)
著:石踏 一榮 イラスト:みやま 零

「これは朱乃さんおっぱいの分!」
俺の脳内で朱乃さんのおっぱいが弾む!
「これは成長中のアーシアおっぱいの分!」
俺の脳内でアーシアのおっぱいが育つ!
「これはゼノヴィアおっぱいの分!」
俺の脳内でゼノヴィアのおっぱいが喜ぶ!
「最後だッ!これは半分にされたら丸っきり無くなっちまう小猫ちゃんのロリおっぱいの分だぁぁぁぁぁぁあああああああッッ!」
俺の脳内で小猫ちゃんのおっぱいが泣いた!

何故だ。こんなに頭おかしいのに、何故こんなにもアツいんだ……。

約六日の積み。五ヵ月振りの新刊。編集部の都合で一ヶ月延期。石踏さんのブログによると、八月発売を想定していたため、ドラマガ十一月号の短編に普通に新キャラを登場させてしまったらしい。で、四巻を先に読むことが推奨されていたので優先消化。

表紙は朱乃さん。乳首が!乳首が!
ブログでは口絵がハジけているので注意と勧告されていた。同時発売の『氷結鏡界のエデン』を重ねて購入する、通称「エデンガード」さえ無効とか書いてあって吹いた。

冒頭ではイッセーが部長とアーシアとお風呂に入ってます。何だ、このいきなりの超絶リア充展開は……。
それはともかく、今回の見所はアーシアと小猫ちゃんのスク水!スク水!ですね。

さて、以前から示唆されていたリアス部長のもう一人の『僧侶(ビショップ)』ギャスパー・ヴラディ登場。八重歯の可愛い女の子かと思いきや男の娘だそうです。いやしかし総扉の『迷い猫オーバーラン!』っぽいイラストは可愛いと言わざるを得ない。

今回はイッセー達の通う駒王学園で天使、堕天使、悪魔の三すくみトップ会談が行われることに。
四大魔王の一人レヴィアたん可愛いよレヴィアたん。

このトップ会談を狙ってテロを起こす者達が。それは「赤い龍」「白い龍」を超える強さを誇るドラゴン『ウロボロス』オーフィスを頂点とする『禍の団(カオス・ブリゲード)』の仕業だった。打ち切りの可能性は消えたみたいだけど、オーフィスがラスボスなのかな?

堕天使サイドに所属していた白龍皇は裏切り、『禍の団』へ。自然イッセーと激突することになるが、この戦いが恐ろしくアツい。イッセーに託された新たなる力、龍殺しの聖剣『アスカロン』の発動、白龍皇の力を取り込んでのパワーアップ。
そして、おっぱいの分!!
ベッタベタなんだけど、このパワーアップの仕方が燃える燃える。

今回のラストで堕天使サイドの総督アザゼルがオカルト研究部の顧問になりました。イッセー達を導くその姿がかっけぇ。

イケメン死ね!とか言う割にはイッセーのフラグ乱立リア充状態が大変なことになってきています。今巻で朱乃さん、小猫ちゃん、ゼノヴィアあたりのフラグがバスバス立ったと思われ。
この三人は今後イッセーの家で同居することになるそうです。はいはいリア充リア充。
部長、挿絵に出て来てないんですけど、正ヒロインの座は大丈夫なんでしょうか……。

いやぁ面白かった。これ、アニメ化せんかな。
次は冬。冬休み前ってことは年内に出るのかな。

ところで、ファンタジア文庫の栞がカードタイプに変わりましたね。

燃:S- 萌:A+ 笑:A 総:S-

シリーズリンク
ハイスクールD×D3 月光校庭のエクスカリバー(2009/04)
ハイスクールD×D5 冥界合宿のヘルキャット(2009/12)

アニメリンク
ハイスクールD×D NEW 第7話「夏です!水着です!ピンチです!」

富士見ファンタジア文庫

まぶらほ~じょなんの巻・ご~ (富士見ファンタジア文庫)

著:築地 俊彦 イラスト:駒都 え~じ

「式森が必要だ。お前が経験者だから」
「……なんの?」
「死んだことがあるだろ」
「あるけど」
「もう一度死んでもらう」

約一ヶ月四日の積み。半年振りの新刊。そんなに間空いてたのか。全然そんな感じしないな。
表紙は未だに全面になりません。何でだ……。

『ラブホ奮闘記』
今回のメインは和樹と千早のラブホ突入話。これって四話も使ってたのか。しかも初出収録を見ると、最後の一話だけ四ヶ月空いている。確か、いきなりメイド編が挿入されたせいだった筈。

『進めギャルゲー魂』
こちらは一話完結で楽しめた。こういう初期のノリの方が好きなんだけどなぁ。
最近の『まぶらほ』ってダラダラ一つの話を引っ張るだけで面白みが無い……。

『ボーイ・ネクスト・ガール』
書き下ろし。前巻の『レディ・ボーイ』からの続き。和樹がB組の面々に復讐してやろうという珍しいエピソード。
仲丸達が女体化する羽目に。文章中では美女美少女と書かれているが、挿絵ではセーラー服を着てるだけのいかつい男のまま

ヤスさんによる四コマは消滅した模様。詰まんなかったからなぁ……。

後書きではいつ終わるのか見当もつかないそうです。心折れそう……(´・ω・`)

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:B

コミカライズ,角川スニーカー文庫

レンタルマギカ 第5巻 (あすかコミックス)

原作:三田 誠 作画:成宮 アキホ キャラクター原案:pako

「僕は父さんのような社長にはなれません。でも、僕は僕になります」

表紙はいつきとその父、司ということで、いよいよ最終巻。
最後のエピソードは何かと思えば、原作二巻『魔法使いVS錬金術師!』でした。

ラ・ピ・ス!ラ・ピ・ス!と期待し過ぎたせいか、さほどロリエナジーはチャージ出来ませんでした。チャージ出来たらどうなるかはともかく。

およそ原作通りで綺麗に終了。ただ、綺麗に終わり過ぎていて打ち切りに見えなくもない。

おまけコーナーではオルト君がほんのちょっとだけ登場。

総評
そういうわけで、コミカライズ『レンタルマギカ』全五巻、これにて完結。
原作よりもコメディテイスト強めの展開と穂波とアディリシアさんの百合っぷりが素敵なシリーズでした。後者は妄想の可能性が否めないが。

もっと長いことやっても良かったと思うだけどなぁ。『トリブラ』のコミカライズは延々続いているみたいだし。

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A

レンタルマギカ 魔法使いVS錬金術師! (角川スニーカー文庫)
レンタルマギカ 魔法使いVS錬金術師! (角川スニーカー文庫)

富士見ファンタジア文庫

RPG W(・∀・)RLD2 ―ろーぷれ・わーるど― (富士見ファンタジア文庫)

著:吉村 夜 イラスト:てんまそ

RPGのいいところって、なんだと思う?
勇者になれること?魔法が使えること?女の子と旅ができること?色々な意見があることだろう。
でも、この僕、宮本翔に言わせれば、RPGの一番いいところは――それは、努力が必ず報われることなんだ。

約二ヶ月の積み。三ヶ月振りの新刊。
ギャスパルクの復活を目論む教団を止めるため、旅を続けるユーゴ達。今回は新たに訪れた王都ガライアでの物語。
王への謁見、新たな仲間、蠢く陰謀ともうコッテコテの展開。だが、それが良い。

ショウはイシュラとレヴィアにえっちぃ下着を装備させようとするが、当然下着なので服の下に着られて(´・ω・`)
って、ドラマガに載ってたイラストって水着じゃなくて下着だったのかYO!しかも使い回し。

一巻の時点ではユーゴにしてもショウにしても普通の高校生がゲーム世界で勇者としてチヤホヤされるも、現実とのギャップに悩む、みたいな展開が根幹にあったが、今回はユーゴがチート過ぎる気がします。
いくら心の中ではガクブルと言われても、実際には結果を出しまくりだし、読者視点からはちょっと外れてきたかなぁという印象。
その分、読者視点はショウに集約されてきた。どっちに感情移入するかと言えば、断然ショウです。

何にせよライトノベルらしいライトノベルで楽しめました。次は十月。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

富士見ファンタジア文庫

ぼくと彼女に降る夜 デッドエンド・ランナー~滅亡に向かう者 (富士見ファンタジア文庫)

著:八街 歩 イラスト:深崎 暮人

「……一つ訂正しよう」
「先ほど私に傷をつけるのはムリと言ったが……今のは少し痛かったな」
「ああそうだな。今の技は何とか防げたが、少しばかり、いや、かなり痛かったよ」
「片腹がね」

約二ヶ月の積み。四ヵ月振りの新刊。新章突入のシリーズ第六巻。
『異』の魔乖術師サクラリスがナイトと友達になろうとやって来る。『天才』と呼ばれるだけあって、かなりのチート性能を誇ります。
このサクラリス、対象の快楽を制御出来たりもして、ターゲットとなったヨルのエロいことエロいこと。

今回のメインはサクラリスとの対決ではなく、あの《塹壕の剣龍皇》シチガイ・キョウシロウとの決戦。
何回本気になるんだこいつw
更に〈七剣八刀(ソード・オブ・ブレイド)〉から奪った刀の力で不死身。細胞の一欠片まで消滅したとしても復活するとかチート過ぎるwwwww

それでもナイトは持てる力の全てを使い、何とかこれに勝利する。

案の定、復活するキョウシロウだったが、ナナの人格を押しのけて出て来た先生にさくっと倒されるのだった。何このチート祭りw

しかもキョウシロウが倒したという〈七剣八刀〉は十五人中最も弱い奴だったらしい。滅茶苦茶過ぎるwwwwwwwww
あんなに苦労して倒したエリザベートも所詮大したことはなかったみたいな展開ですよ。
でも何だかんだでナイトの成長速度が物凄いらしいので、次巻できっとチート技が発動するんだろうなぁ。
何だかあっちもこっちもチートで笑えてきた。いや、面白いんだが。

そういうわけで、ここにきてまさかのようじょ襲来の第六巻でした。規格外過ぎて、ようじょとは認められないが。
いやしかし、終盤戦の筈なのに、全然落とし所が見えねぇ。
次は十一月。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A