富士見ファンタジア文庫

かしこみっ! 1 かみさまは氏子募集中ですが、なにか!? (富士見ファンタジア文庫)

著:尼野 ゆたか イラスト:bb

「お前その彼氏持ちの女の子を片っ端からアバズレ認定するのやめろよ!どんだけ器が小さいんだ!」

約二ヶ月の積み。ファンタジア文庫。『ムーンスペル!』で御馴染みの尼野さんが約三年振りに文庫に復活。その間にファンタジアバトルロイヤルやドラマガで発表していた『ハレルヤ☆バレット』はどうなったんだろう。一冊で良いから文庫出してくれんかなぁ。

さて、本作は女に間違われる、神社の息子雅也の前に神様を名乗るようじょミヤが現れるところから始まる。
このミヤ、実は雅也が幼い頃に一度出会っており、失った力を取り戻すと本来の大人の女性の姿を取り戻すというテラ『ポリフォニカ』。
まぁ、お約束な設定っちゃーそうなんだが。

うーん、詰まんなくはないけど、積極的に続きが読みたいかと訊かれれば全然そんなことはないというアレ。

既に二巻の発売が決まっているが、これは一巻の刊行前から決まっていたこうだそうで、十分打ち切りの可能性は残っている。
次は十月。もう買わないけど。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B

著者リンク
フロムエース1 可愛すぎるクラスメイトとバイトするんだけど、何か質問ある?(2012/10)

アニメ,角川スニーカー文庫

「繋ぎに困ったら、空映してないか?」

というわけで、『溜息』編の集大成です。初放送時はこれが第一話で全ての始まりだったわけで、キャストの皆さんに違和感が。

出オチ要素が強いから、このタイミングでの放送は多少インパクトが弱くなっている部分はあるか。

映画パートはサイドカット形式になっている。ちゃんとビデオカメラで撮影しましたって体を守っているのが地味に凄い。
凄いと言えば、後半の古泉が長門と会話するシーンでの彼の動きっぷりが凄い。これも地味ながら、かなり動いていると言える。

そして、みんな喜べ!DVDに『エンドレスエイト』は圧縮収録だ!なんてなる筈もなく、普通に各巻二話収録の四巻構成だぜ!!
何故かCMで見ると面白そうに見えるワナ。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)

富士見ファンタジア文庫

蒼穹のカルマ2 (富士見ファンタジア文庫)

著:橘 公司 イラスト:森沢 晴行

「騎士の誇りなどどうでもいい。在紗の誕生会の前にはゴミのようなものだ」

約五ヵ月の積み。三ヶ月振りの新刊。相変わらず表紙はシリアス一辺倒。裏表紙の粗筋は多少内容の馬鹿っぽさが滲み出ている。

さて、今回も基本は姪の在紗最優先で突き進む駆真の姿が描かれるわけだが、ところどころに露骨な伏線が。しかもシリアスに寄っちゃいそうな感じのものが。
一巻の冒頭みたいに極端な展開やっといた方が面白そうなんだけどなぁ。

口絵のなんちゃってネタ振りは面白かったと思う。

全体的に見ると、もう切りかなぁという印象。ただ、新キャラ槙奈の147ページの挿絵は可愛いと言わざるを得ない。

燃:C 萌:A- 笑:B 総:B

富士見ファンタジア文庫

ぼくと彼女に降る夜 ルナティック・ルーラー~狂濫を征する者 (富士見ファンタジア文庫)

著:八街 歩 イラスト:深崎 暮人

「ナイト――わたしはあなたと一緒に、わたしのもう一つの夢を実現させたいと思うわ。そしてそれができるのは、わたしの隣にいてほしいのはあなたしかいない、今でははっきりそう思っている」
「ナイト――好きだわ。愛していると言ってもいい。だからもう、わたしから離れないで」

約半年の積み。四ヵ月振りの新刊。シリーズ第五巻。後回し後回しにしていたら、半年も放置しちゃったよ。
さて、エリザベート編下巻。表紙は前巻と対の構図になっているので是非並べてみてください。

遂に日本にやって来たエリザベート。《星辰の祭壇》を発見するも力を得るには至らず、ナイトとヨルの連携の前に敗れ去ることに。
それでも死ななかったから、前巻のキョウシロウみたいなことになるのかと思いきや、最後は自らその生命を絶った。最期までやりたい放題だったなこの人。自分の腸を引きずり出して咀嚼するとかどんだけ。

そしてナナの中のもう一つの人格はどうやら先生(マイステリン)のようだ。どのタイミングで入ったんだろうか。

全体として見たら面白いんだが、擬音を使い過ぎなのがちょっと引っかかるところ。腕が吹っ飛んだりとハードな戦闘で擬音が多様されると、どうにも拍子抜けするんだよなぁ。

後書きによると、これから終盤戦だそうな。
そう言えば、今回マイが出て来なかったけど、ホントに死んじゃったのかな。
次は七月。とっくに出ています。

燃:A- 萌:A- 笑:C 総:A

MF文庫J,コミカライズ

えむえむっ! 2 (MFコミックス アライブシリーズ)

漫画:氷樹 一世 原作:松野 秋鳴 キャラクターデザイン:QP:flapper

「…誰だい?君は」
「誰だ…だって?」
「犬のタローだよ」

うわぁあああぁあああああああああああ、かっけぇぇえええぇえええぇぇえええええええええ!!!!

表紙は嵐子。相変わらずクオリティが高い状態で維持されていて満足です。何と言っても太郎が格好良い。原作の三倍増しくらい格好良いんじゃね?

勿論女性陣は可愛く、美緒様には罵られたい踏まれたい(ぇ
お母さんとお姉ちゃんは早くもネタキャラと化しています。『ひぐらし』とか『ジョジョ』とかやりたい放題だな。

今回は原作一巻クライマックス直前までを収録。由美の伏線が張ってあるから、しばらくは続くんだろうな。

巻末には何故か用語辞典が付いています。誰だよ、企画出したのw

そして帯でドラマCDのおける美緒様のキャストを決める公開オーディションが開催決定が告知。
これだけ焦らして、アニメはZEXCS制作です、とかなったら怒りますよ?

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

えむえむっ! (MF文庫J)
えむえむっ! (MF文庫J)

富士見ファンタジア文庫

生徒会の六花 碧陽学園生徒会議事録6 (富士見ファンタジア文庫)

著:葵 せきな イラスト:狗神 煌

クラスメイト一同『お前らもう付き合っちゃえよ……』

約二ヶ月の積み。三ヶ月振りの新刊。第二部卒業編に突入。表紙はやはり一周回って会長。胸元をはだけて若干エロス風味です。

さて、基本的にはいつも通りなのだが、第二部になり、プロローグとエピローグが新しくなりました。卒業式前日、杉崎が行方不明になり、林檎が知弦さん達に助けを求めに来るというもの。
後書きでも、この作品におけるシリアスはギャグを引き立てるものと明言されているから、特に心配はしていないが、一体どう落し込むつもりなのか。

真儀瑠先生も言ってるけど、ちょっとマンネリ感が出て来たかな。だからこその最後の夢世界のRPGなのかもしれんが。
でもRPG世界での椎名姉妹が可愛かったので満足しました。

真儀瑠先生の話と言えば、サブキャラ街道まっしぐらを三回ほど経験しているというのが気になる。『マテゴ』と『生徒会の一存』で二回。なら後一回ってのは何なんだ?彼女の弟が絡んでるのか?

あとはいつの間にか終了していた文化祭。夏休みもスルーされたけど、その辺はいずれ語られるんだろうか。『黙示録』とは別にシリーズ立ち上げとか?

次は九月、『生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2』です。って、もう出てんじゃねぇか!

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A-

富士見ファンタジア文庫,角川つばさ文庫

ぼくとレギオスの旅2 生まれゆく都市 (角川つばさ文庫)

原案:雨木 シュウスケ 著:川村 ひであき イラスト:今野 隼史

「おぼえとけ。世の中には正義とか悪とかカンケイない、だれにもやぶることはできない、ルールってもんがあるんだ」

約五日の積み。三ヶ月振りの新刊。全三巻予定とか言っていたのに完結巻です。終わり方が物凄い唐突だったので打ち切りか?謎も放ったらかしだったしなぁ。

最後のgdgdっぽいラストを除けば、今回もハートフルあり、教育的メッセージあり、ラブコメあり、原作とのリンクありと面白かった。
ロス姓のキャラを出してくるとか原作ファンのツボを巧みに突いてくる。

最後にステラは学園都市になることを決意するが、もしかして彼女がツェルニなのか?

総評
そういうわけで、『ぼくとレギオスの旅』全二巻でした。メディアミックス展開の一環として、とにかく本を出せ、みたいな流れで出たっぽい割には非常に良質な作品でした。惜しむらくは打ち切り臭い終わり方ってことだが。

ニルフィリアお姉ちゃんのサドっぷりをもっと堪能したかったなぁ(ぇ

燃:B+ 萌:A 笑:C 総:A-

鋼殻のレギオス (富士見ファンタジア文庫)
鋼殻のレギオス (富士見ファンタジア文庫)

コミカライズ,GA文庫

神曲奏界ポリフォニカエターナル・ホワイト 1 (プリンセスコミックス)

原作:高殿 円 漫画:藤丘 ようこ

「後悔などしない!ブランカ、おまえが言ったんだ。自分の旋律は自分で奏でるものだと」

月刊プリンセスで連載中のコミカライズが単行本化。プリンセスコミックスなんて買うのも初めてなら読むのも初めてだぜ……。

作画はラノベの挿絵でもちょくちょく見かける藤丘さん。
ストーリーはほぼ原作に忠実か。

何はともあれ、存在感の強過ぎる牛に吹いたw
また、初期のディジーって凄ぇ嫌な奴だったんだな。

今回はスノウが契約精霊のシズクのために神曲の練習に精を出すところまでを収録。後書きの感じからすると、全二巻構成っぽいな。

燃:B+ 萌:A- 笑:B+ 総:A-

神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト (GA文庫)
神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト (GA文庫)

電撃文庫

アクセル・ワールド〈2〉紅の暴風姫 (電撃文庫)

著:川原 礫 イラスト:HIMA

「もし……、もしブレイン・バーストにエンディングが存在するのなら、僕らはそれを目指すべきだ。たとえその結果として加速能力を失うんだとしても、理不尽な形で《世界の終り》を見せられるのに比べれば、ずっとずっと……それは正しいことなんだ」

約三ヶ月一週間半の積み。四ヵ月振りの新刊。川原さんの作品としては二ヶ月振り。
今回はハルユキの元へ自称親戚のようじょトモコが来襲するところから始まる。
これくらいのようじょで俺達がどうにかなると思ったら大間違いだぜ!<何なんだ

ラブコメ展開といいバトル展開といい、典型的なラノベ。物凄くラノベらしいラノベだと思う。だがそれが良い。

歴戦のバーストリンカーが中高生の割に大人びている理由が説明されているのは細かいところながら好印象。
よくこんな学生居るか!っていうキャラ居るからなぁ。そんなん言い出したらキリ無いけどさ。

チユリはあんなこと言ってたけど、いずれ彼女もバーストリンカーになるんだろうか。

次は八月に『ソードアート・オンライン』二巻、十月に『アクセル・ワールド』三巻。『SAO』はもう出てます、積んでます。
三巻は巻末に冬発売予定と書いてあるが、早くなったようです。凄ぇな。

燃:B+ 萌:A- 笑:B 総:A-

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「魔法は一之瀬弓子・クリスティーナであり、一之瀬弓子・クリスティーナは魔法ですわ」

空から降ってきた美鎖はゴーストスクリプトだった。ゴーストスクリプトが現れたということは、美鎖は既に死んでいるのではと不安にかられる弓子。

再びホアンとギバルテスと遭遇し、バトルに突入。ガチで魔法バトルでした。何かあんまり派手なバトルは無いって印象があったから、ちょっと驚いた。無いっていうか、大抵こよみがたらい変換コードを使うから、派手さが無いんだよなぁ。

聡史郎はただの傍観者かと思っていたら、まさかの魔法使い殺しという設定が登場。男は部外者扱いかと思っていたが……。

そして弓子の身体を器として、伝説の魔女ジギタリスが復活ってところで最終回へ続く。

燃:A- 萌:A+ 笑:B- 総:A

よくわかる現代魔法 TMTOWTDI たったひとつじゃない冴えたやりかた (集英社スーパーダッシュ文庫)
よくわかる現代魔法 TMTOWTDI たったひとつじゃない冴えたやりかた (集英社スーパーダッシュ文庫)