アニメ,角川スニーカー文庫

「じゃあガン○ム発進させなさい!」
「行きまーす!って無理!」

賀東さん脚本でVSコンピ研です。艦隊戦のシーンなんかは『フルメタ』で培った映像技術が活かされていたりするのかな。

どうにも一期の方がみんな可愛く見えるんだが、気のせいでしょうか。二期はどうもエピソード毎のクセが強いと言うか。

で、対戦準備期間中のナガモンの進化っぷりが尋常じゃない件。
コミカライズではちょっと触れられてたけど、コンピ研へ遊びに行くようになったナガモンのエピソードとか見てみたいな。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)

富士見ファンタジア文庫

幻想譚グリモアリスIV 罪と祈りとほほえみと (富士見ファンタジア文庫)

著:海冬 レイジ イラスト:松竜

「だから、お願いします。今回も、切り札は貴方だ」
「……君が切るのなら」
「きっと、切り札(ジョーカー)になれるさ」

約二ヶ月二週間の積み。四ヵ月振りの新刊。攫われたいのりを救うべく、単身人界へと戻る誓護。そういうわけで、今回も誓護の変態シスコンっぷりは拝めません。残念。
一回、シリアス要素を抜きにした短編とかやってくれんかなぁ。ひたすら誓護がいのりにデレデレするだけの話とか。
それで『蒼穹のカルマ』と対決するとか。

一方、アコニットさんはツンとデレのバランスが絶妙な感じになってきました。アコニットさん可愛いよアコニットさん。

とか何とか言っている間に物語は折り返しを過ぎたそうな。

そして後書きで思わせ振りなことを書いていますが、近々海冬さんがMF文庫Jに登場します。

燃:C 萌:A+ 笑:B- 総:B+

蒼穹のカルマ1 (富士見ファンタジア文庫)
蒼穹のカルマ1 (富士見ファンタジア文庫)

角川ビーンズ文庫

今日からマのつく自由業! (角川ビーンズ文庫)

著:喬林 知(たかばやし・とも) イラスト:松本 テマリ

「嘘じゃありません陛下っ!ほんとにあなたが魔王なんです。おめでとうございます、今日からあなたは魔王です!」

何故か気付けば話のなりゆきで後輩コタから借りることになってしまいました。もし面白かったらアニメを視ていなかったことを死ぬほど後悔することになるから原作読みたくなかったんだけど、借りてきちゃったしなぁ。

つーわけで、ビーンズ文庫ナンバーワンヒットの『マ』シリーズです。確か一番最初にアニメ化したビーンズ文庫作品ってこれだよね?

主人公ユーリが便器を通って、異世界へと召喚されるという導入は結構有名だと思うが、クラスメイトをカツアゲから助けた結果突っ込まれるのかよ!
もっと阿呆みたいな理由で便器に吸い込まれるんだと思ってた。

まぁ、この導入の時点で何となく予想はついてたんだけど、全然コメディちゃうやん!こんなレベルでコメディってマジですか。後書きではコメディコメディ言うてるけどさ。
普通にシリアスじゃないっすか。

ユーリは魔族の頂点、魔王として召喚され、人間と戦うことを期待される。どっかで聞いたことある筋書きだなぁと思ったら、これファンタジア文庫の『A君(17)の戦争』じゃん!
刊行時期としてはどっちが先なんだ?凄ぇ微妙。

それはそれとして、一巻はユーリが魔王になる決意をしたところで元の世界に戻ってしまい終了している。
まだまだこれからという印象なので、一冊だけで判断するのは危険か。つーか二巻も一緒に借りてるから読むけどさ。

それはそうと、ヴォルフラムはこれからどんどんツンツンするんでしょうか。そこは楽しみです(ぇ

燃:B- 萌:B- 笑:B- 総:B

富士見ファンタジア文庫

鋼殻のレギオス14 スカーレット・オラトリオ (富士見ファンタジア文庫)

著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊

遠くなるほどに、はっきりしなかった、掴めなかった言葉が、鮮明に姿を現す。
ああ。
「どうして、いまさら」
いまさら気付いても遅いのに。
レイフォンは、自分がリーリンを好きでいたことに、ようやく気付いた

うわぁあああぁああああああああああああああああああああああ!!!!

約二週間半の積み。四ヵ月振りの新刊。第二部クライマックスです。
激闘の最中、遂に散る天剣授受者達。デルボネのおばあちゃんが退場したのは予想外と言うか残念と言うか。後は実は女性だったサリンバン教導傭兵団のフェルマウスが継ぐことに。
フェリの手伝いは一時的なものなのかな。まぁ、彼女が天剣授受者になるとは思えんが。
それとティグリスもさくっと死亡。こっちは順当にクラリーベルが後を継ぐんだろうなぁ。
でも今回、リーリンがある程度任意に天剣を選べるって判ったから意外な人物が入ってきてもおかしくはないか。

孤児院の子供達と再会したレイフォンは、彼等もまたレイフォンのことを案じていたことを知る。
で、リーリンを迎えに行くもまさかの拒絶。拒絶されて初めてその想いに気付くとか絶望的過ぎる。
これはもう本妻リーリンは退場ということなのか。

そういうわけで、最後の最後にとんでもない絶望が待ち受ける十四巻でした。六巻から第二部が始まって、今巻で終了だから、九冊かかってるわけだけど、間に短編集を三冊半挟んでるから実質六冊半か。

次はちょっと間が空いて三月。舞台をツェルニに戻しての第三部開始、『ネクスト・ブルーム』。
その前に今月、『聖戦のレギオス』二巻が出ます。

燃:A- 萌:A- 笑:C+ 総:A+

ファミ通文庫

まかでみックス ふぃふす ヒキコモリと呼ぶんじゃねえッ! (ファミ通文庫 さ 2-4-5)

著:榊 一郎 イラスト:BLADE

「古来より無敵の戦力を抱える大国を滅ぼしてきたのは――『色』!」

約四日の積み。五ヵ月振りの新刊。表紙ではミーティアが幅をきかせています。

冒頭の何ちゃってロボット戦記は『すてプリ』のドラグーン絡みの設定を流用していると思われる演出がいくつか。榮太郎がモチーフにしたっていうラノベは「猫姫」だったしな。

で、千里が〈都市〉にやって来てからまだ三週間しか経っていないんだとか。物凄い密な時間を過ごしてるんだな……。

今回も連作中編集で、阿呆なことをやりながらも着実に物語は進んでいる様子。
二本目の引きこもりの話はやはり大変良い御説教でした。普通のストーリー展開から、ふと気付くと御説教になっているという。

〈混沌委員会〉の新メンバーは『ストジャ』の〈GG〉でした。よりによって〈GG〉かよ!どういうチョイスなんだろう。
今思い出せる限りでは『ドラゴンズ・ウィル』のスピノザ、『すてプリ』のシャノンとラクウェル、『ストジャ』のGG、『世界で一番優しい機械』のキャロル、『イコノクラスト!』の省吾、『君の居た昨日、僕の見る明日』の紅葉、『ポリフォニカ』のコーティ、『クラック・ハウンド』の北斗が既出メンバーだと思うが、後四人は誰なんだろう。
全く出ていないのは『ストラグルフィールド』と『ディスパレイト!』と『プリンセスはお年頃!』と『フェイク・フェイク』か。大穴で『ウィークエンド・メサイア』とかもあるが。
あと、『CODE-E』。これは権利関係とかあって難しそうだけど。

あれ、次回予告は?

燃:A 萌:A- 笑:B+ 総:A+

コミカライズ,角川スニーカー文庫

にょろーん ちゅるやさん めがっさ限定版

原作:谷川 流 漫画:えれっと キャラクター原案:いとう のいぢ

「にょろーん」

というわけで取り敢えず予約しとけ!な限定版です。セット内容は限定版特別カバーとちゅるやさんのねんどろいどぷちとゲストイラスト満載の描き下ろし小冊子。

元々はえれっとさんが自分のHPで描き貯めていたものを同人誌で発表したものが始まりの筈。それが巷で噂となり、この度めでたく角川の商業戦略の一環として公式コミカライズとして発売されることになったどころか、アニメ化までされたという。
描いてる本人もびっくりしてるだろうな。
ちなみに俺の中で、えれっとさんの代表作と言えばMF文庫Jの『ネクラ少女は黒魔法で恋をする』ですが何か?

コミックスの内容は雑誌連載パートと同人誌パートに分かれており、加えて同人誌掲載のイラストなんかも収録している。おお、これで同人誌要らず!と思いきや、微妙に完全収録じゃないワナ。

ちゅるやさんの可愛さもさることながら、あしゃっちの可愛さが異常。『ハルヒちゃん』の方でもネタにされてるけど、朝倉さんってイジり易いんだろうか……。

巻末には谷川さんのコメントが載っていてビックリした。『ハルヒちゃん』にもコメント付いてたっけ?

ねんどろいどは素立ち状態を基本とし、にょろーん状態も再現可能。良い出来です。『ハルヒちゃん』のナガモンと一緒に飾りましょう。

小冊子は梱枝さんのイラストがG・Jでした。最後の描き下ろし漫画は発想が自由過ぎるw

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A

イラストリンク
ぶーぶーかがぶー ぶーっと限定版(2010/03)
ぼくたちのリメイク 十年前に戻ってクリエイターになろう!(MF文庫J、2017/03)

アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「ホント退屈しないわね、この街は……」

『とある魔術の禁書目録』放送終了直後の告知から半年、スピンオフコミカライズがまさかのアニメ化です。制作は引き続きJ.C.STAFFだが、監督は『とらドラ!』で御馴染み長井龍雪さんに交代。
発表当初は2010年放映って噂だったけど早いなオイ。

OPカットで開始。冒頭で『禁書目録』の外伝であることが明記された。
今回は主要登場人物の顔見せ兼掴み。ぱんつは駄目でも、黒子が美琴の乳を直に揉むのはアリなのか……。もしこれが男だったらNGなのかなぁ。あれ、でもそう言えば、『ゼロ使』三期でルイズがティファニアの乳揉むシーンは規制されてたな。

初春はもしかしてアニメ初登場だっけ?涙子は本編のOPにちらっと出てたけど。
ファミレスのシーンではモブに『とらドラ!』の竜児っぽい目つきの学生が。

そして放たれる超電磁砲。凄ぇ迫力。

その後は黄泉川先生が映ってたな。で、最後にEDとしてOP映像を流して終了。上条がちょろっとだけ登場。

つーわけで第一回目でした。放送終了時に本編二期発表ですね、分かります。
ちなみに今期のアニメシャワー枠は本作→『マクロスF』→『NEEDLESS』→『魔法少女リリカルなのはA’s』だった筈。『NEEDLESS』のみ前期から継続か。
『マクロス』は劇場版の公開が近いからなんだろうけど、ケーブルテレビも含めると、常にどこかのチャンネルで放送してる気がするな。
『なのは』は劇場版の公開とPSPゲーム発売に合わせてか。放送局が変わってるので新規視聴者の獲得も狙ってるのかな。
録画保存だけしようかと思ったけど、キリが無いので切りました。

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A

とある科学の超電磁砲 1―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)
とある科学の超電磁砲 1―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「コリオ=トニスは人間ではない。コリオ=トニスは爆弾だ」

映像化無理じゃね?と言われていたスーパーダッシュ文庫のファンタジーがアニメ化。
原作は時系列=刊行順ではないが、どうもアニメ化にあたって大分再構成されている模様。

OPを歌うのはアリプロ。いつも通りでした。

今回の武装司書による神溺教団の船の襲撃シーンって確か五巻で描かれていたシーンだよな?ベンド=ルガーとかオリビアとかの固有名詞ががっつり出て来たし。

まずは掴みで戦闘シーンなわけだが、ヴォルケン凄過ぎワロタ状態でした。一話ということもあるだろうが、クオリティは高め。

この船には一巻の主人公コリオが乗っており、船が沈むときに偶然伝説の魔女シロンの本に触れることになる。
この辺はアニメ用に改変されているのね。
で、原作一巻のストーリーに繋がっていくという流れ。

神溺教団のトップ楽園管理者は凄い奇妙なビジュアルになっていた。

『アキカン!』や『現代魔法』のようなおふざけおまけコーナーは無し。その代わりか主題歌の長めのCMが挿入された。

というわけで、『戦う司書』第1話でした。原作通りに展開すると、切りどころが無いと思うんだけどオリジナル展開になるのかな。

燃:A- 萌:B 笑:C 総:A

戦う司書と追想の魔女 (集英社スーパーダッシュ文庫)
戦う司書と追想の魔女 (集英社スーパーダッシュ文庫)

角川スニーカー文庫

ふるこんたくと! (2)だから、ふたりにプロポーズ (角川スニーカー文庫)

著:あすか 正太 イラスト:uni8

可憐は新たなる精神の事象、万物慈愛の境地を開いた。
それ、すなわち。
超!シャイニング感謝である。

何だこれ、頭悪過ぎるwwwwwwwwww

約四ヵ月一週間の積み。一巻は中古だったが、今回からは新刊です。もうキャラ紹介の時点で相当の作品のアカンさが伝わる作りになっている。

予想を裏切らず、中身もやはりアカン過ぎます。山場とか盛り上がりとか関係無く、ひたすら乳を揉んでます。
感覚が麻痺してきたせいか、イラストもこれはこれでありと思えるようになってきた。

今回は新たに獣人とかいう設定が出て来たが何だか巻を重ねる度にトンデモ設定が増えていきそうな気がするw

燃:C 萌:A- 笑:A 総:A-

MF文庫J

天川天音の否定公式 (MF文庫 J は 6-4) (MF文庫J)

著:葉村 哲 イラスト:ほんたに かなえ

「雰囲気出そうとしてたのがばればれなんだよ!そういうのは猫被りがばれてない相手にやりやがれ!どう考えても不審に思うわ!小市民の疑い深さ舐めんな!」

約二ヶ月一週間半の積み。デビューシリーズ『この広い世界にふたりぼっち』を三巻で完結させた葉村さんの新シリーズ。タイトルに釣られました。

まずは口絵の少なさにしょんぼり。四ページしかねぇ。
ストーリーは要するに『灼眼のシャナ』テンプレートです。戦うヒロインと出会う平凡な主人公、そんな主人公に想いを寄せるもう一人のヒロイン、そして主人公にも実は秘密が……みたいな。
もうね、『否定領域』序列第一域第三位、三賢狂(トリスメギストス)筆頭『天才的天災(ナチュラルカラミティ)』の御堂叶流(かなる)とかベッタベタなわけですよ。

だが、それが良い。というのもあるけど、最近はラノベテンプレにどれだけアレンジを加えられるのかというのを考えながら読むと面白いわけです。

『この広い世界にふたりぼっち』とは百八十度テンションを変えてきているところにも注目したい。だから、やっぱり前シリーズが地雷ってのは購入を躊躇う理由にはならないってことだよな。流石に二シリーズ連続で地雷だったりすると慎重になるけど。
文体は結構特徴的で、独特のリズムがある。

メインヒロインの天音も可愛いけど、ここはどう考えても負け確定の一般人ヒロイン瑛子を押したい。瑛子可愛いよ瑛子。

残念だったのは本文中に天音のニーソは白と明記されているのに、イラストでは黒であることと主人公雪道の名前に「なだれ」という意味不明の振り仮名が振ってあったこと。どんな間違いだよ。

そういうわけで、『天川天音の否定公式』でした。結構、謎を残しているので、ある程度解明するところまではいってほしい。
これ、『刀鍛冶』や『アリア』みたいにドカンと来ないかな。次は十月。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
天川天音の否定公式Ⅱ(2009/10)

著者リンク
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その1 ごく個人的な世界の終わり(2010/07)
バロックナイト overture:幻想接続(2012/09)