オトメ3原則!

オトメ3原則! (オトメ3原則!シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫) 

著:松 智洋 イラスト:ななろば 華

「ラブちゃーん、それが終わったら『血の繋がらない妹と2人きりで留守番することになったら、その夜たまたま雷雨になって雷が怖い妹は泣きながらお兄ちゃんのベッドに潜り込んできたんだけどオレはどうすればいい?』ごっこしようぜ」

スーパーダッシュ文庫2012年7月の新刊。約5ヶ月3週間の積み。
すっかりスーパーダッシュの看板作家となった松さんの3番目のシリーズが始動。『パパのいうことを聞きなさい!』10巻からは隔月刊行。

舞台は近未来、ロボットの存在が一般的となりつつある世界。ロボット研究者を 両親に持つ主人公、本気(もとき)は父から人間そっくりのロボットを託される。ロボロボ部の面々と、自らの経験を蓄積するシステムを搭載した少女型ロボッ ト、ラブとの騒がしい日常が始まる……というお話。

基本的には美少女いっぱいのハートフルラブコメという路線を維持しつつ、何故か、前2シリーズに比べて、文字密度が高い……ような気がする。
ラノベ全体から見ても、高めだと思う。

それに加えて、本気の幼馴染みの遥が突如現れたラブに戸惑い、鬱々とするシーンが多いため、ちょっと暗い感じ。
何だろう、『パイコキ』だって重い話なのになぁ。やはり、ひなだおの存在は偉大なのか。
テンションに関しては、遥が吹っ切れた次巻以降に期待か。

主人公にとってのポジションは違えども、本シリーズにも姉が登場する。何なの、松さん、姉好きなの?俺も好きだが。
どうでも良いが、ラブでドーナツ好きって『フレッシュプリキュア!』じゃねーかw

ってなわけで、どういう方向に転がるのやらな、新シリーズ『オトメ3原則!』でした。
個人的には明里部長が恋の鞘当てに参加してきてからが本番だと思うのだが、さて……?

次は2012年9月に、こっちの2巻、10月『パイコキ』11巻、12月に、こっちの3巻、2013年2月に『パイコキ』12巻。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
オトメ3原則! <2>(2012/09)

著者リンク
パパのいうことを聞きなさい!(2009/12)

パパのいうことを聞きなさい! <10>(2012/05)
はてな☆イリュージョン(ダッシュエックス文庫、2014/11)
異世界家族漂流記 不思議の島のエルザ(ダッシュエックス文庫、2016/01)

スーパーダッシュ文庫

Posted by お亀納豆