終末領域のネメシス
「そうとも。戦いこそが君の運命だ」
このライトノベルがすごい!文庫2013年9月の新刊。約3日の積み。『真・魔王降臨!』2巻からは5ヶ月振り。
献本を頂きました。有り難うございます。
著者の吉野さんは方々で活躍している人だな。俺が、この人の本で読んだことあるのはオリジナル版の『魔王降臨!』くらいか。
イラストは電撃文庫『シロクロネクロ』の木村さんか。
帯を外すと黒ストびりびりの表紙は評価する。
さて、舞台は閉ざされた街、天野原市。誰も街の外へ出ようとしないことに違和感を覚えた主人公、冬輝はやがて世界の真相に辿り着く。
世界はネメシスと呼ばれる化物の侵攻を受けており、冬樹はネメシスに対抗出来る異能インフィニタスを持つ少年少女を育成する学校へと転入させられるのだった。
この学校、女子の割合が非常に大きいのだが、その設定要るか?美少女が沢山登場するなら理解るんだが、全然そんなことないし。
最近流行りの設定を取り入れてみましたドヤァみたいなことか。
街が実は箱庭世界のようなものだと判明するのが、かなり早い。というか、判明するまでが序章というべきか。
こういうネタばらしは中盤以降ぐらいの方が好きなんだが。
その後はオーソドックスな展開。詰まらないというほどではないけど、よくあるバトルものといった感じか。
舞台設定説明から、日常パートをぶっ飛ばして戦闘が始まるから、アレなのかな。もっと学園生活っぽい展開があれば良かったか。
せめて戦闘に入る前にプールに行けていれば……。
シリーズ展開する気満々なんだけど、特に続きは気にならないかなぁ。
燃:B- 萌:A- 笑:C+ 総:B+
シリーズリンク
・終末領域のネメシス <2>(2013/12)
著者リンク
・ユート 拉致から始まる異世界軍師(2014/06)
イラストリンク
・シロクロネクロ(電撃文庫、2011/02)
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