図書館危機 図書館戦争シリーズ③

図書館危機 図書館戦争シリーズ3 (角川文庫)
著:有川 浩 イラスト:徒花 スクモ

「うちの犬は頭が悪いので、カムとステイを逆に覚えてどうしても直らなかったんです」
「すみません、頭がわるい犬なんです。わんわん」

2011年5月の新刊。約2年7ヶ月半週間の積み。連続刊行。
やはりオリジナルは図書館で借りて読んでます。

さて、今回も連作短編形式ですが、タイトル通り図書隊に危機が振りかかる。なのに合間にちょいちょいLOVE寄せを入れてくるから堪らない。
だからピンチのときに颯爽と駆け付ける堂上教官何なの?カッコメン過ぎて濡れる。

今さらだけど、教官と小牧って『海の底』の夏木と冬原の要素を多分に引っ張ってきてるよなぁ。

郁が図書隊、しかも特殊部隊所属と知って仕事場まで乗り込んでくる母。そりゃ命に関わる仕事だから心配になるのは理解るんだけど、直接やってくるってのはどうなんだ。しかも本人を通さず、そのまま上に抗議しにいくという。

図書館の歪みの責任をとり、一線を引く稲嶺司令。それを必死に止めようとする彦江副司令。
これまで、そこまで存在感を放っていなかった2人だけど、ここにきてぐう格好良いから困る。

巻末にはアニメ版DVD1巻の特典だった短編『ドッグ・ラン』を収録。ノリが完全にラノベでワロタ
「わんわん」じゃねーわw

次は2011年6月に4巻『図書館革命』、7月に5巻『別冊 図書館戦争Ⅰ』8月に6巻『別冊 図書館戦争Ⅱ』、2012年6月に『文庫版 ラブコメ今昔』、2013年4月に『文庫版 県庁おもてなし課』。

燃:B+ 萌:A 笑:A 総:A+

オリジナルリンク
図書館危機(電撃ハードカバー、2007/02)

シリーズリンク
図書館内乱 図書館戦争シリーズ②(2011/04)
図書館革命 図書館戦争シリーズ④(2011/06)

角川文庫

Posted by お亀納豆