俺と彼女が下僕で奴隷で主従契約 <5>

俺と彼女が下僕で奴隷で主従契約 (5) (富士見ファンタジア文庫)
著:なめこ印 イラスト:よう太

「空っぽになったお前の中を俺全部で満たしてやる!」

2015年4月の新刊。約2ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、レギンレイヴ杯への参加が決まったハヤテ達は王都へと。しかし、そこで待ち受けていたのは大神の復活を目的に暗躍する組織、そしてシェリーの……。

粗筋が公開された時点で、そんな気はしていたけど最終巻です。あれよあれよという間に話が進んで、ハヤテの正体が明らかになり、決戦へ。
お色気要素控えめで素直にバトルしている方が面白かったという、うーんこの。

これまでに提示していた謎をちゃんと解決し、ハヤテとシェリーの関係も決着しているし、凄く綺麗に終わっているんだけど、どうにも駆け足で終わらせた感がある。

ハヤテはシェリー以外のヒロインからも『魔神器(ゼーレ)』を生み出すことが可能になったけど、これって多分シリーズが長期化すれば、1巻につき1人のペースでやってたことだよな。まぁ、一気に次々と『魔神器』が出て来たからこそ盛り上がったってのもあるんだが。

総評

そんな具合で主従の絆を超えるファンタジア文庫『俺と彼女が下僕で奴隷で主従契約』全5巻でした。
一見、エロ押しと見せかけて、なかなか真っ当なファンタジーバトルをやっていたシリーズだったと思う。

ってかエロを押し出し過ぎなんだよなぁ。装飾過多というか。
バランスを考えるならハヤテ以外にも少しは男キャラが居た方が良かったかな。

次は2015年8月に新シリーズ『いづれ神話の放課後戦争 -魔眼の王と屈服女神-』。また同系統の話なのかしら。

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A+

シリーズリンク
俺と彼女が下僕で奴隷で主従契約 <4>(2014/12)

著者リンク
いづれ神話の放課後戦争 -魔眼の王と屈服女神-(2015/08)