【ラノベ感想】クラスのギャルとゲーム実況 part.1【1巻】
著:琴平 稜 イラスト:ぺらぐら
群馬舐めんな、死ぬぞ。
ファンタジア文庫2017年4月の新刊。約5日の積み。『イチから始める最強勇者育成』が3巻で打ち切り完結を迎えたっぽい琴平さんが1年1ヶ月振りに復活。
最初は、ふーん、ゲーム実況が題材ってのは面白そうだけど特にその分野に詳しいわけじゃないしなーと思ってスルーしていました。
そしたらドラマガに掲載されていたお試し短編が面白かったので、ついつい購入。
サブカル系のラノベに実況動画が1要素として登場することは以前からあったと思うが、実況がメインというのはなかなかないのではなかろうか。
そうか、ゲーム実況がラノベのお題になる時代が来たのか……。
ギャル集団の中でも一際きらきらと華やかな彼女、駒形花。彼女は何と実況界の中でも知らないものはいない有名ゲーム実況者で。
ふとしたことから、花にゲームのテクニックを教えることになった底辺実況者である主人公、大和宗彦は交換条件として、花から動画再生数を伸ばすコツを教えてもらうことにするが……。
俺、こういう系統のラノベを読む度にいつも言ってるけど、のっけからヒロイン4人も要らないんですよね……。妹ちゃんも潜在ヒロインだろうから実質5人だぞ……多過ぎだろ……。
いや、商業戦略的に必要なのは重々承知しているのだが……。言っておくが、花と2人だけで延々ゲームをプレイする内容だったら、俺の益荒男ゲージが振り切れていた可能性がある。
花みたいなヒロイン、好きなんですよね……。
ただ、ハーレムという感じはそこまで強くなく、どちからというと友達みんなで集まってきゃっきゃしているイメージか。やだ、超楽しそうじゃん……。
そうなんですよ、休日になる度に誰かの家に集まってダラダラゲームやったり漫画読んだりするの最高じゃね?
同レーベル『おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!』がヒットしたからか、ギャルとの秘密の協定関係という要素をプッシュしている模様。
ただ、学校のシーンがあんまり無いから秘密の関係っていう風ではないかなぁ。登場人物の半数以上が知っている関係だし。
ゲーム実況という題材は担当編集さんが提案したからこそなのか、結構ちゃんと再生数を伸ばすコツが書かれていて面白い。いや、実践したことないからホントか判らんけど、納得のいくことが書かれていたように思う。
アドバイスを受けて作った宗彦の動画が良い反応貰えるシーンは一緒に嬉しくなってしまったぜ。
昨今、最初から1巻と銘打ってる作品は少ないように思うが、単に実況動画のタイトルっぽさを演出しているだけなんだろうか。
回収されないまま終わってしまった不穏なプロローグのシーンに2巻で到達するところまでは規定路線ってことなのかしら。
巻末には有名実況者達からのコメントが。
あれ、ドラマガの短編は文庫の内容先出しってわけじゃなかったのか。確かに抜粋にしては短編として綺麗にまとまっていたが……。
宗彦と花が協定関係を結ぶ下りが短編と文庫で異なるのでパラレルなのか。ってことは仮に人気が出て短編集なんかが刊行されたとしても未収録扱いになりそうじゃないですかー!やだー!
燃:A- 萌:A 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・クラスのギャルとゲーム実況 part.2(2017/08)
著者リンク
・勇者リンの伝説 Lv.1 この夏休みの宿題が終わったら、俺も、勇者になるんだ。(2013/01)
クラスのギャルとゲーム実況 part.1 (ファンタジア文庫) | |
琴平 稜 ぺらぐら
KADOKAWA 2017-04-20 |
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