“文学少女”見習いの、初戀。
著:野村 美月 イラスト:竹岡 美穂
「気づかないふりも、関係ないと眼をそらすことも、もうしないって誓ったんだ。真実を見つめることのできる人間になるって」
約1ヶ月1週間半の積み。4ヵ月振りの新刊。タイトルの小難しい感じは「はつこい」と読みます。
テレビアニメ化をすっ飛ばして、まさかの映画化ですよ、奥さん。『学校の階段』は著しく残念な結果となったが、今度はProductionI.G.が作ってくれるということで、クオリティは折り紙つきか。
で、まぁ、映画が公開されるまでに原作が終わってちゃ駄目でしょうという流れで、続編シリーズ開始。
遠子先輩を送り出し、3年生となった心葉。彼が部長を務める文芸部に新1年生日坂菜乃(ひのさか・なの)がやって来るところから物語は始まる。
菜乃はおとなしい娘で、どんどん心葉に惹かれていくんだけど、彼は遠子先輩にZOKKONで、胸キュン、みたいなのを予想していたんだが、全然違うじゃん!凄ぇアグレッシブじゃん!
良いように言えば、本編のノリそのままです。ビタースウィートなミステリーに仕上がっております。
麻貴や琴吹さんや芥川君も出て来るので、殆ど本編そのままと言っても良い。
巻末には『ある日の美羽』というショートショートが。まさかのラブコメで吹いた。芥川君がクーデレ過ぎるwwww
そんなわけで、暫く続くらしい『"文学少女"見習い』シリーズ第1巻でした。次は7月に『恋する挿話集』2巻だっけ?
燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A
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