魔界探偵 冥王星O ペインのP

魔界探偵冥王星O―ペインのP (メディアワークス文庫)

著:越前 魔太郎 イラスト:KeG

「俺は、お前を犯したい(僕が守るよ、今宵ちゃん)」

約1ヶ月3週間の積み。シリーズ第5弾。メディアワークス文庫から出るのは初。って、何故MW文庫から出したし!!
イラストも表紙だけでなく、口絵や挿絵が普通にあるし、『W』より、よっぽど電撃文庫っぽいんですが。
何気に総扉のイラストは電撃文庫MAGAZINEに掲載された『F』の扉イラストです。だからと言って、著者まで同じというわけではないようだが。

今回の主人公は冥王星Oではありません。【彼ら】を狩ることを仕事とする小金井明日葉、今宵姉妹の物語。
冥王星Oと【窓をつくる男】は敵のような立場で登場。

冥王星Oは『V』と『H』に登場した人と同一人物らしいんだが、今一つ時系列がよく判らんのだよなぁ。
これまでは携帯電話がさも存在しないかのような描写だったと思うんだけど、今回は普通の高校生が所持してるんだよな。
結構、長い時間が経過しているんだろうか。

姉妹と一般の高校生、遼一少年の交流を交えながら展開される連作短編形式なんだが、構成が捻ってあって面白かった。出だしで判る人には判るんだろうけど。
読んでる間に冒頭の謎とか、すっかり忘れてわw

で、ここにきて、まさかの萌えキャラ投入に吹いた。小金井姉妹がいかにもライトノベル的な萌えキャラです。明日葉さんは年上のお姉さんだぞ!
明日葉さんエロいよ明日葉さん。

小金井姉妹の仇である人形師【ゼペット】は今回は登場しなかったが、『デッドドールのダブルD』で登場するんだろうか。

終盤では何と『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』と『空ろの箱と零のマリア』のネタが。面白いところで仕込んでくるな。
ボチボチ、越前魔太郎の正体を明かしても良いよってことなんだろうな。

既に公式サイトで舞城さんを除く7人の執筆者の内、5人は判明しており、そのの中に電撃文庫『九罰の悪魔召喚術』の折口さんが含まれているので、絵師さんとの組み合わせから考えても、本作の著者は折口さんであると考えて良いだろう。

ちょっと感想サイトとか覗いたら、ボロカス書かれていて吹いた。そりゃ超ベテランとか奇才とかと比べたら可哀想ですって。と言うか、何故メンバーに選ばれたのかが理解らないw
はいはい、読み易いと思った俺は異端。

ちなみに『H』が秋田禎信さん、『F』が電撃文庫『泣空ヒツギの死者蘇生学』の相生生音さんだそうで。

次は8月に講談社ノベルスから『ジャンクションのJ』。意味深なタイトルだよな、これまでに登場したキャラが集合するんだろうか。
とっくに出てるよ!

燃:B+ 萌:A+ 笑:B- 総:A+

シリーズリンク
魔界探偵 冥王星O ホーマーのH(講談社ノベルス、2020/06)
魔界探偵 冥王星O ジャンクションのJ(講談社ノベルス、2020/08)

著者リンク
九罰の悪魔召喚術(電撃文庫、2009/05)
死想図書館のリヴル・ブランシェ(電撃文庫、2010/04)
シスターサキュバスは懺悔しない(電撃文庫、2012/12)

メディアワークス文庫

Posted by お亀納豆