【ボーダー】小説家の作り方 新装版【感想】

小説家の作り方 新装版 (メディアワークス文庫)

著:野﨑 まど イラスト:森井 しづき

「下半身が木漏れ日……」

メディアワークス文庫2019年10月の新刊。約1ヶ月2週間半の積み。『死なない生徒殺人事件』と同時発売。
オリジナル版には絵師さんが起用されていなかったため、紫さんのデザインは森井さんオリジナルということか。

若手作家の物実はある日、熱心なファンレターを貰ったことをきっかけに、その手紙の差出人である女性に小説の書き方を教えることになる。どこかズレたところのある彼女の言動に戸惑う物実だったが……。

大体毎回ラブコメの気配を出すくせに、気が付いた時にはしれっと消えてるのズルいw
ちょっとありがちな作品を装いやがって……。

やっぱり本筋の記憶は曖昧なのに、ギャグの方は結構憶えてるんだよなぁ。オリジナル版読んだ時も下半身が木漏れ日の話してる、およそ10年前の俺ェ……。

紫さんの正体に迫っていく下りからの緊迫感が良い。ただの小説講座だった筈なのに、気付けばまさかのSFなんだもんなぁ。
熱を感じて、動きを停止したロボット……というところで綺麗なオチがついた……と思わせておいてのエピローグである。
だからエピローグで盛大にひっくり返すのほんと気持ち悪いって言ってるだろwwwwww

次は2019年11月に『パーフェクトフレンド』と『2』。

燃:A- 萌:A 笑:A 総:A+

オリジナルリンク
小説家の作り方(2011/03)

シリーズリンク
死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~ 新装版(2019/10)
パーフェクトフレンド 新装版(2019/11)

スポンサーリンク









小説家の作り方 新装版 (メディアワークス文庫)
野崎 まど
KADOKAWA (2019-10-25)
売り上げランキング: 79,541

メディアワークス文庫

Posted by お亀納豆