【ラノベ】サカサマホウショウジョ【1巻/感想】

サカサマホウショウジョ (サカサマホウショウジョシリーズ) (スーパーダッシュ文庫)

著:大澤 誠 イラスト:千葉 サドル

「繋ぎとめるのではない、真正面から殴り倒して、地面にめり込ませておく。……それぐらいの覚悟でなくては、まーくんの隣を歩くことなど、できはしないのだ」

スーパーダッシュ文庫2011年10月の新刊。約7年3ヶ月3週間半の積み。積み過ぎワロリエンヌ
第10回スーパーダッシュ小説新人賞優秀賞受賞作品。応募時タイトルママ。
最近は全然しなくなったジャケ買いだった……と思う。表紙の吸引力がBATSUGUNである。

魔法少女達の国、魔法国家まほろばからの親善大使ゆうま。彼女は世界征服を企んでいたのだが、やって来た幻城址学院は魔法少女も霞むような曲者揃いで……。

魔法国家の設定を見た時点で、様々な魔法少女が登場して活躍する話……かと思いきや、全然そんな雰囲気ではなく。
変態発明家に純情な剣豪少女、暗躍する魔法少女と何やらごった煮な展開に。

主人公?の山田と表紙に登場していないヒロイン、嵐(あらし)の関係性に結構なウエイトが置かれており、表紙を飾っている2人は魔法少女なんだけれども、その2人とトントンくらいの活躍っぷり。やや群像劇めいた雰囲気もあるかなぁ。
そうなんですよ、どうにもジャンル不明瞭というか、人に説明し難い作風というか。ラブコメもギャグもSFもアクションも……といった感じでなぁ。

文章もちょっと独特で変に硬かったり、かと思えば子供っぽかったり。「???」とクエスチョンマークを複数並べて強調するのクッソダサくない?大丈夫?
何とも評価の難しい内容であった。

ただ、嵐のビジュアルが黒髪ロングに黒ストというけしからんビジュアルで、そこは有り難かったですね。ストッキング脱ぎかけはえっちと言わざるを得ない。
次は2012年7月に2巻。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
サカサマホウショウジョ 2巻(2012/07)

第10回スーパーダッシュ小説新人賞リンク
覇道鋼鉄テッカイオー(大賞、2011/11)
魔王な使い魔と魔法少女な(最終選考、2012/03)

スーパーダッシュ小説新人賞優秀賞リンク
代償のギルタオン(第12回、2013/10)

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大澤 誠
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スーパーダッシュ文庫

Posted by お亀納豆