【ラノベ】デート・ア・ライブ22 十香グッドエンド 下【22巻/本編最終巻/感想/ネタバレ】
著:橘 公司 イラスト:つなこ
「━━私の名前は夜刀神十香。
大切な人にもらった、大切な名だ。━━素敵だろう?」
2020年3月の新刊。約1日の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙は制服姿の十香。実は本編の表紙に制服姿で登場したのは他には士道しかしないんだよな。
あっ、総扉がサービスカットじゃない……だと?流石にふざけている空気ではないと判断したのかな……w
さて、突如士道達の前に出現した謎の精霊〈ビースト〉。彼女をデートしてデレさせるため、激減した戦力でギリギリの戦いを挑むことになるが……。
上下巻構成なので上巻から引き続き、それぞれの元精霊の少女達にスポットを当てながら展開。七罪の生い立ち、しんど……。彼女が何であんなに卑屈なのかは納得がいったが、いやしかしなぁ……。
まぁ、この辺の掘り下げはシリーズが長期化したからこそ語ることが出来た部分だろうから、そういう意味では良かったのだが。
十香や天香も復活してオールスター大バトルになるのかと思っていたが、バトルは目的に至るまでの過程で、最後にデートシーンを持ってくる構成だったか。いやはや、それでこそこのシリーズに相応しいと言えるか。
どちらかというとラスト2冊は丸ごとエピローグというか本編完結後の劇場版というか、そんな感じがする。
カラー挿絵を使ったラストの演出は桜の美しさもあって、とてもエモい仕上がりに。よく見たら表紙や口絵とある程度素材を共通化させてコストカットを図ってるっぽい。
十香との出会いから始まった物語が十香との再会で〆られる構図は実に美しい。
後書きでは橘さんが各キャラへのメッセージを書き連ねているが、完全に卒業式で涙腺にクる……。
これからアニメが控えているし、『アンコール』の方はまだ出ると明言されてもいるので、総評を書くのはまだ早かろう。
燃:A 萌:A 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・デート・ア・ライブ21 十香グッドエンド 上(2019/10)
・デート・ア・ライブ アンコール 10巻(2020/08)
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ディスカッション
コメント一覧
表紙や口絵と挿絵の構図が同じなのはもともとデート・ア・ライブが「秘密組織のメンバーが大真面目にギャルゲーをやっていたら」というコンセプトだった故のギャルゲでよくあるCGの差分を意識してらしいです。
なるほど、そう考えるとしっくりきますねぇ。