【ラノベ】緋弾のアリアⅩⅩⅩⅢ 花冠の帰還兵【33巻/感想/ネタバレ】
著:赤松 中学 イラスト:こぶいち
「本能がそうさせた」
「本能?」
「男は女に逃げられると追いたくなる。いい女なら、なおさら」
2020年6月の新刊。約1日の積み。半年振りの新刊。
表紙は前巻のラストで電撃的な登場を飾ったキンジの祖父の姉、遠山雪花。
サブタイは「ブルーメン・クローネ」と読む。
さて、エンディミラと入れ替わる形であちらの世界からやって来たのは日本軍からの密命を帯び、過酷な任務にあたっていた遠山雪花だった。
世界を渡る際に時間跳躍もした結果、雪花はまだ二十歳に満たない年齢で……。
たちまち現代のインターネットの知識を得た雪花はユーチューバーデビュー。新しいものをどんどん取り入れていく赤松さんの作風、柔軟ですなぁ。
ただ、このシリーズ、長期化している所為で開始当初は現代が舞台だったが、いまやおよそ10年前の世界の話なんだよなぁw
2010年頃って、まだユーチューバーなんて言葉、一般的じゃなかったよな……?
歴史の修正力によって死にやすくなる必殺の時刻(リーサル・アワー)は世界観を同じくする『やがて魔剱のアリスベル』でも見た重要ワードだな。
『アリア』の方では初出だっけ?
第三次世界大戦を引き起こそうとするラプンツェルと、それを止めようとするキンジ達。
超常の神々がこちらの世界にやって来たら一体どうなるんだろう。これまで出会ってきた敵味方全ての力を集めて対抗する、なんて展開になるんだろうか。
オールスターズ大集合となれば、神くらい倒せそうだけどな。ハチャメチャな面子がいっぱいいるし……。
大体、いつものこんなん詰んでるやんけ!みたいな大ピンチで終わることが多いのに、急に思い出したかのようにラブコメになってしまって草。
雪花さん、意外とチョロチョロしいのか……?
次は同時発売の『チアーズ!』6巻。
燃:A 萌:A 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・緋弾のアリアⅩⅩⅩⅡ 蒼穹の密使(2019/12)
・緋弾のアリアⅩⅩⅩⅣ 早天の嚮導艦(2020/12)
著者リンク
・チアーズ! 6巻(2020/06)
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