深山さんちのベルテイン

深山さんちのベルテイン (GA文庫)
著:逢空 万太 イラスト:七

「ベルさん」
「おはようであります!おはようであります!」
「今の、なに?」
「色仕掛けであります!大人の色香であります!ベルの魅力にコタロー殿もメロメロであります、メロメロであります!」
「……色仕掛け?」
「であります、であります」
「……大人の色香?」
「であります、であります」

約3ヶ月3週間半の積み。GA文庫。同レーベル『這いよれ!ニャル子さん』でお馴染みの逢空さんが新シリーズ始動。
『ニャル子さん』6巻と同時発売。合同フェアも実施されていたが、帯の折り返しにしか告知がなかったために見逃しましたorz
イラストは電撃文庫『官能小説を書く女の子はキライですか?』でお馴染みの七さん。

さて、本作は男の娘、深山琥太郎(みやま・こたろう)と、彼をお世話するメイドロボ、ベルさんことベルテインを中心としたハートフルショートショート集。
大体、1話の長さが10数ページといったところで、登場人物それぞれの1人称で語られている。

挿絵はデフォルメイラストをページの隅に入れる児童書のような手法を採用している。スーパーダッシュ文庫『はっぴぃセブン』なんかがやっていた手法ですね。

『ニャル子さん』がネタ塗れだから、差別化するためにこっちはネタは一切合切封印で行くのかなと思っていたら、普通にネタあったわ。
ディアナ様とか、どう見てもムーンレィスです。本当に有り難う御座居ました。

どうやら『ニャル子さん』と世界観同じみたいです。だからどうしたって程度の繋がりしかないが。

基本的には全編通してハートフル。たまにサービス的な展開もあるにはあるが。
不良のリーダーが良い奴過ぎて困る。

ってなわけで、『深山さんちのベルテイン』でした。『ニャル子さん』3冊につき、こっち1冊くらいのペースだと良いかもしれん。
次は2011年4月に『ニャル子さん』7巻です。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
深山さんちのベルテイン <2>(2011/06)

著者リンク
這いよれ!ニャル子さん(GA文庫、2009/04)
這いよれ!ニャル子さん <6>(GA文庫、2010/12)
這いよれ!ニャル子さん <7>(GA文庫、2011/04)
ヴァルキリーワークス(GA文庫、2013/04)
勇者が魔王を倒してくれない(GA文庫、2015/02)
出番ですよ!カグヤさま(GA文庫、2015/10)
ヒーローお兄ちゃんとラスボス妹 抜剣!セイケンザー(GA文庫、2017/04)
ウィッチクラフトアカデミア ティノと箒と魔女たちの学院(LINE文庫エッジ、2019/08)

GA文庫

Posted by お亀納豆