彩雲国物語 暗き黄昏の宮

彩雲国物語 暗き黄昏の宮 (角川ビーンズ文庫)
著:雪乃 紗衣 イラスト:由羅 カイリ

「顔かたちが変わっても、きっと父様たちは、わかってくれる。誰かの体をもらって、命を繋いでも、いいよって、言ってくれる。生きててくれてありがとうって、言ってくれると思うわ。私だって父様が同じ状況になったら、どんな手段でもいいから生きててほしいって、願うもの。その方法が、嫌なんじゃないんです。ただ最後まで私のままでいたいなぁって思ったんです。平凡な顔でも、ガタガタの体でも、最後まで丸ごと全部私のまま、生きる方が好みですって」

約1年5ヶ月の積み。こんな面白いものを1年以上積んでいたなんて、バカチン過ぎんだろ俺……orz
7ヶ月振りの新刊。本編進行は1年振り。通算19冊目。

さあ、遂に最終章に突入だそうで。これまで1ページだった人物紹介が一気に3ページに。むしろ今まで1ページしかなかったのが不思議だ。

いよいよ限界がきて、ぶっ倒れる秀麗さん。予想以上にギリギリだったらしく、心停止までいっちゃう始末。過労と紅仙の影響のダブルパンチでえらいことに。

一方、劉輝は劉輝で、周りからどんどん味方が居なくなっていく。そこへ最悪の天才、蝗害(こうがい)が発生して、事態は絶望的に。
最早問題は劉輝が玉座に居られるかというレベルの話ではない。

次々と登場する彩八仙。黒仙と藍仙が初登場かな?あと出て来てないのは碧仙か。

そして遂に姿を現す朔洵。これまた最悪のタイミングで出て来やがったな……。まさに背筋ゾワンゾワンだわ。
もう、何なの、このお腹痛くなる展開は……。続きが気になるじゃねぇか。積んでる20巻、すぐ読むわ。

次は2010年4月に20巻『蒼き迷宮の巫女』、2011年6月に21巻『紫闇(しあん)の玉座(上)』、7月に最終巻『紫闇の玉座(下)』。

燃:A- 萌:B+ 笑:B- 総:S-

角川文庫リンク
彩雲国物語 十五、暗き黄昏の宮(2022/09)

角川ビーンズ文庫

Posted by お亀納豆