ライトノベルの神さま
「一緒にいて不安がなくて、
友達みたいに楽しくて、
普通の嬉しさがあって、
そういう━━ドキドキのない好きもあるんですよ」
スーパーダッシュ文庫2010年10月の新刊。それもう新刊じゃねーから。約1年4ヶ月3週間の積み。
第9回スーパーダッシュ小説新人賞佳作作品。
タイトルに「ライトノベル」とか入れられたら、そらもう買うしかないわ。
イラストの羽々さんは『天使の飼い方・しつけ方』でスーパーダッシュ登場済みですね。
著者と絵師の名前ちょっと似てるなw
さて、1人暮らしの大学生、浩介の前に突然現れたライトノベルの神様を名乗る少女、栞。彼女は浩介にライトノベルな恋をさせてやると言い出して……というお話。
正直、スーパーダッシュってことで、さほど期待してなかったんだけど、これがなかなかどうして。
最初はライトノベルに絞る必要があるのかなーと思ってたんだが、メタな視点が入ったり、挿絵の話に言及したりと、ちゃんとライトノベルであることが意識されていて良かった。
別にラブコメ漫画で良いじゃんってオチかと思ってたわ。
浩介がバイトをするのはコミックとライトノベルしか置いてない書店。うわぁ、ここで超働きてぇ。そんでMF文庫Jの3巻打ち切りシリーズとか面陳してぇ。
そのバイト先で、浩介は幼馴染みの少女、佳枝と再会する。勿論、即フラグ立ちなんだけど、そこはそれ、お約束の展開でして、浩介の気持ちは栞の方に傾いてくんだよなぁ。
今巻だけでガッチリ決着ついちゃってる感じだけど、続きはどう展開させるんだろうな。
ランクは期待ageで。
次は2011年12月に新作『吟遊詩人に贈る歌』、2012年2月にこっちの2巻です。
燃:C 萌:A 笑:C+ 総:A
シリーズリンク
・ライトノベルの神さま <2>(2012/02)
第9回スーパーダッシュ小説新人賞リンク
・二年四組交換日記 腐ったリンゴはくさらない(2010/10)
スーパーダッシュ小説新人賞佳作リンク
・アンシーズ ~刀侠戦姫血風録~(第8回、2009/09)
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