デュラララ!!×2
著:成田 良悟 イラスト:ヤスダ スズヒト
「なッ……う、浮気かいセルティ!?俺に何か不満があるなら言ってくれ!?いや待って、ストレートに言われるとヘコムから、オブラートで三重ぐらいにくるんで言ってくれ!割合で言うなら、7ホメ3ケナシぐらいの勢いでッ!」
『安心して。不満なんて無いよ』
シリーズ第二弾。発売が二〇〇五年の三月ということで、一巻から実に十一ヶ月空いている。その間は『バッカーノ!』とか『ヴぁんぷ!』とかを出していたのからと思ったけど、後書きでは復帰第一弾って書いてあったから、暫く成田さんの新刊自体が出てなかったんだろうか。
作中では一巻から、およそ一年が経過している。早ッ!電撃文庫MAGAZINEの対談では、帝人達を大学に進学させるというアイデアを担当さんに止められたって言ってたから、成田さん自身はもっと大胆に時間を進めたかったっぽいな。
今回はピンナップの裏側に目次が。ピンナップに目次が付いている作品って珍しくね?
さて、一巻ではあまり活躍しなかった人々にスポットが当たる第二巻ということで、一巻ではセルティと並んで主役級だった帝人の出番が殆どありません。
これは『バッカーノ!』と同じ群像劇らしい展開だな。
電撃文庫は『ルナティック・ムーン』や『空ノ鐘の響く惑星で』等が登場。そうか、まだ『ルナティック・ムーン』がリアルタイムだった頃の作品なんだ……。時の流れを感じさせるぜ……。
ラストでは仲の良いクラスメイトである筈の帝と杏里と正臣が、それぞれ池袋の三大勢力のトップであることが判明する。えっ、何か鬱になりそうな気配!
後書きは一ページしかないので、どんどんポイントが小さくなっていく仕様です。無駄に手間かけてるなぁw
『バッカーノ!』のときもそうだったけど、面白い巻とそうでない巻の差が激しい気がするなぁ。
あと、俺はそんなにセルティに萌えないです。
ところで、『池袋ウエストゲートパーク』のGボーイズについて、原作とドラマの違いに言及するシーンがあるんだけど、ついこの前読んだ筈なのに、全然内容思い出せないんだぜ。
燃:C 萌:B- 笑:B 総:B
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