烈風の魔札使と召喚戦争 <4>
「ご心配なく。先輩の思惑もさらに乗り越えてやります。世界は━━」
「━━俺たちの手の中です」
2014年7月の新刊。約1週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
えっ、完結とかどういうことなの……。面白くなってきやがった!と思った途端にこれだよ……。
ネオアルカディアへと帰還したエイジは仲間達と共に帝国との決戦に臨む。漣雅は退けたものの、彼からカードバトルの知識を得た皇帝は一筋縄ではいかない相手で……。
漣雅から知識を受け継いだ皇帝だけど、やっぱり地球出身のキャラ同士で戦った方がカードバトルやってる感はあるよなぁ。
世界の秘密が徐々に明らかになり、芹香先輩と共闘することになる流れは燃える。カードバトルとそれを無視した展開とのバランスが絶妙なんだよな。
どっちの要素も薄くならないように適度に調節されていると思う。
一方、ひたきさんが凄い勢いでヤンデレ化しつつあるんですが……。最終的にはエイジを追って、ネオアルカディアへやって来てるし……。
どうせなら、ひたきがいかにしてネオアルカディアへ辿り着いたかを描く外伝とか出しても良いのよ。
オーバーラップ文庫の公式サイトでアンケートに答えると見られる「あとがきのアトガキ」ではアナザーエンディングが描かれているんだけど、まさかのエイジとアルティアの初夜で吹いた。勿論、触りだけですが。
総評
そんなわけでカードが歴史を変えるオーバーラップ文庫『烈風の魔札使と召喚戦争』全4巻、これにてゲームエンド。足掛け11ヶ月か。
森田さんのシリーズの中ではGA文庫『お前のご奉仕はその程度か?』に続いて2番目の長さか。
駆け足という感じはしないものの打ち切り完結だろうなぁ。エピローグで数年後を描かなかったら、ただの第一部完みたいな雰囲気だったし。
カードゲームが遊びたくなる良いラノベだったな。ゆくゆくは本当にネオアルカディア発売!その勢いでアニメ化!これで勝つる!ってなることを期待してたのになぁ。
既に新作を仕込み中だそうな。
燃:A 萌:A 笑:C+ 総:A+
シリーズリンク
・烈風の魔札使と召喚戦争 <3>(2014/03)
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