アルケミストの終焉創造術 <5>
「あの女剣士が完全に屈したらこっちによこしてくれ。オーク役をぼくがやる」
ずるいぞ、俺にもやらせろ。
2015年8月の新刊。約11ヶ月2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
これまでの神威+ヒロイン誰か1人というフォーマットが崩れ、最終巻らしい構図に。
さて、六禍仙の思惑により星ノ宮家当主となってしまった遥歌は、光剣家との全面対決を決意。
一方、神威は輝夜と政略結婚する流れに……。
このまま続いたら、どんどんシリアスな方向に流れていきそうだなーと思っていたところ、良いタイミングで完結することに。
もう今回の時点でも結構シリアスに振れていて、このノリが長期間続いたら個人的にはしんどくなるところだったぜ……。
最終的には、やや強引とはいえハーレムエンドに持っていきましたね。ただ、僅か5冊でこのヒロイン量は多過ぎるな……。
まぁ、揚羽は暴走し過ぎていてヒロイン枠なのか、ただのギャグ要員なのか微妙だがw
ところで今回、妙に挿絵が雑じゃない?ってか、これ半ばラフじゃない?
総評
そんなわけで昨今の風潮に合わせた異能力バトル『アルケミストの終焉創造術』全5巻でした。足掛け1年4ヶ月。凄いコンスタントに出ていて、ラノベの刊行スケジュールのお手本みたいになってるw
またひとつ、森田さんの作風の広さを世に知らしめることになったわけで。ほんと、この人、何でも書くな……。
次は2016年4月に新シリーズ『伊達エルフ政宗』、8月に2巻。
燃:B 萌:A 笑:A- 総:A-
シリーズリンク
・アルケミストの終焉創造術 <4>(2015/04)
著者リンク
・伊達エルフ政宗(2016/04)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません