【ボーダー感想】バビロン Ⅲ -終-【3巻】
著:野﨑 まど イラスト:ざいん
触れてはいけない。
聞いてもいけない。
見てもいけない。
そんなもの。
そんなものを、どうしろと。
2017年11月の新刊。約1週間の積み。1年4ヶ月振りの新刊。えっ、そんなに間空いてたの!?せいぜい半年ちょいくらいだと思ってたわ……。それだけ前巻のインパクトが強かったってことなのかな……。
自殺法。その全く新しい考え方は瞬く間に世界中の知るところとなった。新域の後を追って、次々と自殺法を制定する都市が現れる中、各国首脳はいかなる手を打つのか……。
前巻の怒濤の引きから一体どうなるのかと思いきや、舞台は一気に海外へ飛んで暫くは新キャラだけでストーリーが進行する。
とはいえ新キャラ達もよくキャラが立っていて、すぐに愛着が湧くようになっている。アレックスが良い味出してる。
ここでFBI捜査官となった正崎が登場。心折れず、ここまで来たか……!というアツい展開である。このままアツいだけでは終わらないというのが何となく察せられてしまうのが辛いが……。
今回もやはり終盤に入るまでは割と良い雰囲気で話が進んでいくのに、曲世という女が1人現れただけで一発で瓦解するのが精神にガツンとクる。
そういうわけでやっぱり容赦無く人が死んでいくんだよな……。
タイトルとなっている「バビロン」という言葉が劇中に登場し、これは最悪全滅エンドも有り得るな……と思っていたら、このサブタイで完結ちゃうんかい。
遂にターゲッティングされてしまった正崎の妻子。読みながら、やめろぉ……やめてくれぇ……ってなってる。
声を聞くまでいかなくても、視界に入ってしまうだけでアウト。とはいえ遠くからでは本人とは判断出来ないから攻撃不能って無理ゲーやんけw
それこそ居場所を特定して爆弾でも落とさんことには……。
燃:A- 萌:C 笑:C 総:A+
シリーズリンク
・バビロン Ⅱ -死-(2016/07)
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バビロン3 ―終― (講談社タイガ) | |
野崎まど
講談社 2017-11-20 |
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