おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その1 ごく個人的な世界の終わり
著:葉村 哲 イラスト:ほんたに かなえ
「気がつくと次はどうやって宗司を苛めようか考えている私がいるの━━ひょっとして、これが変?」
「恋だろ、そこはせめて恋だろ!いや待て、恋でも嫌だ!」
「森塚一乃(いちの)、十六歳、初恋の相手は苛められて喜ぶ変態でした」
「喜んでねぇ!」
「初恋の相手が宗司だなんて言ってないわよ?少し自意識過剰がすぎるわね」
「ちくしょう、はめられた!」
ああ、一乃に弄ばれたい(ぉ
MF文庫J。『天川天音の否定公式』が4巻で打ち切り完結と相成った葉村さんが3ヶ月振りに復活して送る第3シリーズは、異能を持ちながらも戦う相手の居ない少年少女が繰り広げる、のんべりだらりとした日常を描いた一風変わったラブコメ。
2ヶ月前にスタートした同レーベルの『げーまに。』はゲーム部なのでギリ被ってないぜ!
MFが1冊目に1巻と明記するのは、かなりプッシュするという証。ざっと調べたんだけど、ここ2、3年で1巻と明記されているのは『けんぷファー』『聖剣の刀鍛冶』『いつも心に剣を』『剣の女王と烙印の仔』『機巧少女は傷つかない』だけ。
半分以上はメディアミックスしてるし、それ以外にしても他レーベルから引っ張ってきた実力者。編集が相当期待しているのは間違いないかと。
イラストは『天川天音』のほんたにさんが続投。続投するのって、イラストの雰囲気が新シリーズでも合うかと、前シリーズの初動が良かったかどうかで決めるのかなぁ?
口絵が4ページなのはデフォルトなのか……orz
さて、内容としては美少女とイチャイチャするのがメインの中身の無い連作短編集です。超身も蓋も無い言い方しましたが、一乃さん可愛過ぎるだろ……。
ガチでMFラブコメテンプレート臭いパッケージングなのに、違う……だと……?ヒロインは今のところ2人だけ。宗司の双子の妹もビジュアルが半端無く可愛いんですが、これは未だヒロインとはカウント出来ない位置付けか。
もう一度言うが、一乃さん可愛過ぎる。つーか、宗司と一乃はイチャイチャし過ぎだと思うの。いいぞ、もっとやれ。
あまりヒロイン増やさずに、今回登場したキャラだけで回してほしいけど、無理だろうなー。すぐさま、新しいヒロインが出て来るんだろうなー。
燃:B- 萌:A+ 笑:B+ 総:A
シリーズリンク
・おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その2 さよならの週末はささやかな終末(2010/10)
コミカライズリンク
・おれと一乃のゲーム同好会活動日誌(2012/05)
著者リンク
・天川天音の否定公式(2009/07)
・天川天音の否定公式Ⅳ(2010/04)
・バロックナイト overture:幻想接続(2012/09)
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