【映画/Vシネマ】ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ【感想】
「愛と平和を胸に生きている俺は……負ける気がしねぇ!」
概要
2019年4月に発売のBlu-rayに先駆けて1月から先行上映。おや、初日が金曜日なんだな。どういう処置なんだろう。
恐らく2週間後から東映特撮ファンクラブやアマゾンプライムなんかで有料配信が始まるだろうから、別に映画館に行かなくても良いかなーという気持ちが無いではなかったんだけれども、そのついでに『ポケモンGO』をやればいっかと思い直し、やっぱり映画館で観てきました。
すっかり恒例となったテレビシリーズ放映終了後のVシネマ。勿論、主人公は2号ライダーである万丈龍我/仮面ライダークローズ。
万丈はテレビシリーズでもほぼほぼ裏主人公レベルの活躍を見せていたから、ほぼほぼ本編のノリと同じと思って良い。
公開はあちらの方が先だが『平ジェネFOREVER』より先に撮影していたそうな。
エボルトバージョンのCMが『サザエさん』の次回予告みたいって言われてるのほんと草。BGMを差し替えた動画も見たがベストマッチ過ぎて笑う。
導入
誰も自分達の事を憶えていない新世界で、発明品を売って細々と暮らしていた戦兎と万丈。
自分達の体験を49のエピソードに分割する作業は完了したらしいが、ちゃんとサブタイまで付けてあるのか。
それに記憶を失った人の分は声が似ている人を捜して、仕事を依頼したらしい。エボルト役の金尾哲夫さんの写真が映っていて吹く。
万丈龍我/仮面ライダークローズ
プロテインの貴公子って筋肉バカに代わる二つ名のつもりだったのか。めっちゃ使い難そうで草。
まさかクローズチャージへの変身があるとは思わなんだ。エボルトが万丈から分離している間はクローズマグマに変身出来ないという理由で、こちらを選択。こういう中間形態を後々になっても登場させてくれるのは嬉しいですね。
ただ万丈がスクラッシュドライバーを腰に巻いているカットが無かったのが謎。手にスクラッシュゼリーを持って、そのまま画面外にあるのであろうドライバーに刺すという見せ方だったのが違和感。
もしかしでドライバーが現場に無かったんだろうか。小道具自体は一海や幻徳が使っていたので存在しないわけではなかろう。
エボルトが万丈の両親を殺したって話、初出なんだっけ。今回言われてもあまりピンとこなかったんだが……。
桐生戦兎
我等がヒーロー。予告映像にビルドが映っていたので変身だけはするのかと思っていたんだが、開幕早々キルバスにビルドドライバーを奪われたので今回はサポート役に徹する形に。
頼もしい仲間達
パンドラボックスが再生された影響で、かつて人体実験の被験者となったことがある紗羽さん、美空、一海、幻徳の記憶が元に戻った。出番的には賑やかし程度なんだが、戦兎達にとってはとても嬉しいことであろう。
幻徳、ジャケットの下にチラチラ紫のインナーが見えるなと思っていたら、案の定ネタTシャツじゃねーかw
内海は記憶が戻らなかったものの、ちょいちょい出番はある。難波スティックを持ちネタにするのやめろwwwww
紗羽さんと内海はこっちに出番あって良かったな……。
エボルト
今回のもう1人の主人公とでも言うべき存在。最終決戦の時に万丈の身体に潜り込んで、微かな存在となりながらも生き延びたのは流石としか言いようがない。
相変わらず真意が読み取り難いが、味方になればこれほど心強い相手もいないわけで。
馬渕由衣
今回のヒロイン。旧世界でロストスマッシュの実験体にされたことにより、新世界でも記憶を保持しているだけでなく身体の凄惨な傷まで残っている。
彼女が実験体にされるシーン、かなりえげつなかったですね。スマッシュ化された挙句、拘束された状態でガーディアンに袋叩きにされて燃やされるという。ほら~~~~~、ニチアサの枷が外された途端、えぐいことする~~~~~。
演じるのは永尾まりやさん。すっげぇ名前を見たことあるぞと思ったら、『声ガール!』の蓮やないか。
これは変則的とはいえプリキュアとも関わっているし、その内またニチアサ関係の何かに登場するんじゃないか?
キルバス/仮面ライダーキルバス
今回のボス。その正体はエボルトの兄で、ブラッド族の王国に君臨していた王。破滅願望を持つ快楽主義者で、そもそもブラッド族の暮らす星を滅ぼしたのがこいつらしい。
星が滅ぶ時にエボルトは命からがらパンドラボックスを持って逃げ出したんだとか。うーん、こいつが出て来たことで相対的にエボルトの格が下がってしまったように思えてしまうのが残念。
夏映画の時点で、えっ、エボルトみたいな奴が他にもいたのかよ!?という印象だったのに、また増えたぞ……という気分。
そうか、新世界はエボルトが存在しないだけでブラッド族自体が消えたわけではないんだな……。
カリスマダンサーの姿をコピーしたキルバスはセクシーながらも怪しい出で立ちに。上半身裸の上に直接ジャケットを羽織るスタイル、選ばれた人間にしか出来ない格好ですわ……。
何で胸にテカテカに油塗ってるんだよ、坂本監督の映画かよw
とにかく動きが気持ち悪くて実に良い。めっちゃ癖のある存在感を放っている。演じるのは進藤学さん。『海賊戦隊ゴーカイジャー』でバリゾーグを演ってた人か。えっ、こんな気持ち悪い動きする人だっけ……w
戦兎から奪ったビルドドライバーでビルドに変身。ラビタンだけでなくファイヤーヘッジホッグにも。どういうチョイスなんだろう。赤色がクールだと思ったんだろうか。
その後は戦兎が開発した蜘蛛型ペットロボットをキルバスパイダーという専用アイテムに作り変え、自分で生み出したスパイダーフルボトルをセット、仮面ライダーキルバスに変身。
バキバキに悪役らしい外見で格好良い。これはプレバンで出るのかな。
変身後はキャストが変わるのは何なんだろう。バリゾーグを演ってたんだから、アフレコがNGというわけでもなかろうに。
あれかな、エボルトも人間の姿と変身後では声が違うから、それに合わせたのかしら。
仮面ライダークローズエボル
戦兎が開発したマッスルギャラクシーフルボトルで変身。これはジーニアスフルボトルのリデコですね。
エボルトも万丈の中に入っていたので、これはクローズビルドと同じような感じなんだろうか。
正当進化というよりは亜種形態といった印象が強いかな。
スーツは既存スーツを改造して寄せ集めたんだろうか。パッと見には全然流用していなさそうだけれども。
エピローグ
散々ツンツンしていた由衣は万丈の戦いを見て、考えを改める。それは良かったけれども、急にデレデレになり過ぎじゃない?
いや、新世界の万丈は香澄とよろしくやってるし、こちらの万丈には相手がいないのは可哀想だと思っていたから良かったが……。
僅かな遺伝子だけが万丈の中で眠っている状態だったエボルトはキルバスを倒すためにやむをえなかったとはいえ、すっかり復調してしまった。
ラストではちゃっかりエボルトリガーまで復元してたぞ……。暫く地球を離れると言っていたが、別に地球を滅ぼすのをやめる気になったわけではなさそうなので、こんなん戦兎達は気が気じゃないでしょ……。
エボルト完全復活という部分だけはちょっと納得いかないかなー。折角、色んなものを犠牲にして新世界を作ったわけでなぁ……。
次は
グリスが主役のVシネクストが発表されるんじゃないかと予想していたが、別に何も無かったでござる。Blu-rayが発売してから発表する可能性もあるけど……。
ローグはバトルDVDで主役を貰ってるから、グリスだけ自分の名前を冠した作品が無い状態なんだよな……。
燃:A+ 萌:A- 笑:A+ 総:A+
シリーズリンク
・仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER(2018/12)
・ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス(2019/09)
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