【コミカライズ】コミック版 魍魎の匣(上)【感想】
原作:京極 夏彦 漫画:志水 アキ
(俺は刑事なんだ。考えるより歩け!!視て聴いて嗅いで体で知れ!!俺と云う箱はそのためにあるんだ)
2016年5月の新刊。
『姑獲鳥の夏』のコミカライズを読んだ時から早く文庫化しねーからなと思っていたんだけど、気付けば3年以上積んでしまったな……。
この荒井さんの張子を使った表紙が良いんですよねぇ。
原作を2回、アニメも2周しているので大筋は大分憶えている。ということは漫画としてどういう風に仕上げているかが気になるわけですが。
相変わらず各キャラの個性立てが見事というか、特徴的なビジュアルに上手く仕上げてありますね。美男美女だらけだったCLAMPデザインとは大違いであるw
美馬坂先生、見る度に『パタリロ』のバンコランを思い出してしまって辛い……。
京極堂のシーンで、ちょいちょい映り込む柘榴が可愛いですね。
同時進行する複数の事件や京極堂の薀蓄を整理するために、定期的に表を載せてくれるのは理解り易くて有り難い。
おっとここで『耳嚢』の話が出て来るのか。確かに魍魎を扱った話があったな。
燃:A 萌:A- 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・コミック版 姑獲鳥の夏(下)(2015/10)
・コミック版 魍魎の匣(下)(2016/05)
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志水 アキ
講談社 (2016-05-13)
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