【ラノベ】1LDK、そして2JK。Ⅳ ~3つの結末、それは4人の未来~【4巻/最終巻/感想/ネタバレ】

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著:福山 陽士 イラスト:シソ

「あのね。いとこ同士って、結婚できるんだんって」

うわぁあああぁあああああああ。
2021年2月の新刊。約3日の積み。半年振りの新刊。
表紙は1LDKから出ていこうとしているJK2人。旅立ちの季節を感じて、しんみりする……。
帯の「夢も希望も1LDKに入りきらないくらい大きくなりました!」ってキャッチコピー、めっちゃポジティブじゃん。

さて、2JKの周辺状況は動き、和輝の部屋から出ていく日が近付いていた。今の生活が終わることを惜しく思いながらも、未来へ進むためにひまりと奏音は……。
最終巻ということで劇的な展開が訪れるわけでもなく、残された日々を穏やかに過ごす、という方向性にしてくれたのは良かったですね。せや、胃が痛くなるようなシリアスが求められるような作品じゃないんや……。

ここにきて奏音の攻めの姿勢がつよい。上述の台詞に挿絵の破壊力が乗算されて、これはマキシマムドライブですわ。
は~、ツリ目JK堪らないんじゃ~。

でもこの流れだと友梨を選ぶんじゃないの~?と高を括っていたのだが。短いページながらも3人のヒロイン、それぞれのルートのエピローグが用意されているのが有り難かった。もっといちゃいちゃしてるシーンが多くても良かったのだが。
そうだ、5巻を丸ごとエピローグとして出そう(提案)

総評

そんな具合で流行りのJK同居ものであるファンタジア文庫『1LDK、そして2JK。』全4巻、これにて完結。文庫だけだと足掛け1年2ヶ月。
突き抜けて面白いというわけではないんだが、安心して読めるシリーズでしたね。ダレる前にスパッと終わらせたのは英断かなぁ。
重ねて言うが、ツリ目JK良きかな……。

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:A

シリーズリンク
1LDK、そして2JK。Ⅲ ~夏が始まる。二人はきっと、少し大人になる~(2020/08)

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1LDK、そして2JK。IV ~3つの結末、それは4人の未来~ (ファンタジア文庫)