【ラノベ】エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 10巻【最終巻/感想】
著:東 龍乃助 イラスト:みこと あけみ、汐山 このむ、貞松 龍壱
「『この悲しみを打ち砕く!』」
『俺(私)と!おまえ(あなたさま)で!』
2019年7月の新刊。約5日の積み。8ヶ月振りの新刊。
表紙は最終巻ということでエイルンとセレン。まぁ妥当な人選である。
さて、キングは討伐され、人類は平和の一歩を踏み出した。しかし、このままではいずれマリスは復活する。それを抑え込むためにはネイバーフッドの犠牲が必要で……。
セレンかエイルンか、究極の二択を突きつけられ割れるエイルンコード。割れる理由がハッキリしているとはいえ、最終巻で内輪揉めチックな展開になるとは……。まぁ、前巻の時点で本題は終わっていて、今巻は丸々エピローグと言われたら納得ではあるが。
エイルンが何者か、何故アニメの世界から出て来たのかという謎の種明かしをまさか最終巻まで引っ張るとは思わなかったわ。
ジンやアギトの敵なんだか味方なんだかよく理解らない行動も腑に落ちてスッキリですわ。スッキリといってもウ〇コが出たわけではない。
個人的にはハッピーエンドのド真ん中を突き抜けてほしかったと思うんだけど、最後の最後に希望が残る締め方だったので、これはこれで。
総評
そんなわけで、この悲しみを打ち砕くアツ過ぎるロボットノベル、MF文庫J『エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~』全10巻、これにて完結。足掛け4年半。
絶望のドン底からの復活がとにかくアツいシリーズでした。【テンナンバー】とかいう厨二臭い設定ほんとすこ。
シリーズ開始当初に話題になった漫画の挿入を定期的に続けられたら良かったんだがなぁ。何ですぐにやめちゃったんだろう。コストが割に合わなくなったのかしら。
そっかー、アニメ化出来なかったかー。このラノで上位にも入ったし、アニメ化してもまったくおかしくなかったのになー。
世界観設定的にも『スパロボ』と相性良さそうだし、もっと世に広まるかと思ったんだけどなー。
燃:A+ 萌:A- 笑:C+ 総:A+
シリーズリンク
・エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 9巻(2018/11)
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エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 10 (MF文庫J)
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