【コミカライズ】コミック版 狂骨の夢(上)【感想】
原作:京極 夏彦 漫画:志水 アキ
「榎木津さんは名探偵と云うより超探偵と云うか」
「探偵のクズだッ!!」
2016年11月の新刊。
『魍魎の匣』コミカライズの文庫化から僅か半年での文庫化。そうか、こんな早いペースで出ていたのか。
『魍魎』とはまたガラッと全体に漂う雰囲気が変わり、不気味な潮騒の音が聞こえてきそうである。
情欲の絡んだ話も混ざっていて、少し人前で読むのが憚られるアダルティな仕上がりとも言えるかもしれん。
映像化にも気を遣いそう。
重要人物となる朱美さんは色気ある人物として描かれている。しかし迂闊に手を出したらえらい目に遭わされそうな感じもする。伊佐間さんはよく踏みとどまったよなぁ。
白岡さんは丸眼鏡の所為でめっちゃ胡散臭いビジュアルになっている。キメラの研究とかしてそう(偏見)
時系列としては『魍魎の匣』からさほど離れていないため、ちょこちょこと関連する話が出て来る。
まだ上巻の段階では、それぞれの出来事がバラバラといった印象なので盛り上がってくるのはこれからですね。
燃:A 萌:A- 笑:B 総:A+
シリーズリンク
・コミック版 魍魎の匣(下)(2016/05)
・コミック版 狂骨の夢(下)(2016/11)
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志水 アキ
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