“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕

“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕 (角川スニーカー文庫)

著:高木 敦史(あつし) イラスト:笹森 トモエ

「ずいぶん残酷だね」
「そりゃ残酷よ。子供だもの」

角川スニーカー文庫2010年8月の新刊。第13回角川学園小説大賞優秀賞受賞作品。
ドラマガのレビューを見たら気になったので買ってきました。
タイトルの「戯曲」は「シナリオ」と読みます。

発売前に、webで全文公開という史上初の試みを行ったことで有名になった……のだろうか。
個人的には短編でもパソコンの画面で読むのはしんどいんだけど、最後まで読んだ人はどれくらい居るんだろうね。

学園小説大賞というだけあって、学園と言うか小学校で起こったとある事件の真相を数年後に解き明かそうという話。

小学生の日常の描写が時折出て来るんだけど、それが結構リアルなんだよなぁ。小学校時代の嫌な思い出を色々思い出してしまったw
居たなぁ、周囲に迷惑かけることしか出来ないゴミ以下の奴等。

作品全体としては好き嫌いの大きく分かれそうな雰囲気だと思う。青春ミステリとかいうフレーズに惹かれる人は好きかな。
個人的には今一つだったけども。

次は2010年11月だけど、1冊で終わっといた方が良い気がするなぁ。

燃:C 萌:B- 笑:C+ 総:B

角川スニーカー文庫

Posted by お亀納豆