ギャルゲーマスター椎名
著:周防 ツカサ イラスト:彩季 なお
「ギャルゲーのヒロインはブルマなの。ブルマじゃないと雰囲気が出ないし、ユーザーも納得しないわ。あと念のため言っておくけど、ギャルゲーの世界でスパッツを穿いていいのはラクロス部と陸上部だけよ。併せて覚えておきなさい」
約7ヶ月の積み。電撃文庫。『らでぃかる・ぷりんせす!』が案の定3巻でスベった周防さんが送るのは前作に続いて、これまた釣り臭のぷんぷんするシリーズです。
帯には『Fate』のパロディが。
中学時代、ギャルゲーを作っている会社に勤めている父の所為でギャルゲーマスターという不名誉な渾名を付けられてしまった少年、椎名は遠方の高校に進学したが、ギャルゲー研究部にスカウトされてしまって……というお話。
まぁ、要するにギャルゲー作ろうぜ!ということです。
スカウト制の部活なので、まぁ美少女だらけなことに一応の説明がつかないでもないが、やっぱり男子部員が椎名1人だけってのは、ちょっと性別比を偏らせ過ぎかなぁとも思う。
1冊でギャルゲーを1本完成させるところまで進むので、さくさくっと話が進んでしまっている印象があるけど、そこれは仕方ないか。
押さえるべき展開は押さえているが、それ以上は特に無いって感じなんだよなぁ。そこそこには楽しめるんだけど、そこから上が見えるかどうかというと……。
萌え萌えイベントはそこそこにして、ゲーム制作のパートのウエイトを増やしてくれたら、もっと面白くなるんじゃないかと思うんだが……。
あ、ブルマとスク水はGJでした。
その前に、きっとまた3巻くらいで打ち切りになるんだろうけどもw
次は2010年12月。
燃:C+ 萌:A 笑:B 総:B+
シリーズリンク
・ギャルゲーマスター椎名 <2>(2010/12)
世界観リンク
・レトロゲームマスター渋沢(2011/08)
著者リンク
・完璧なレベル99など存在しない(2012/11)
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