【特撮】仮面ライダーセイバー　第38章「聖剣を束ねる、銀河の剣。」【第38話／感想／ネタバレ】

「創造するのは、俺だ!!」

世界を滅ぼそうとするソロモンの元へ、それぞれの想いを胸に集まってくる剣士達。
飛羽真は再び賢人を説得しよとするも、なかなか彼の心は変わらず。
そんな賢人はイメージ空間の中で父、隼人と再会する。どうやらタッセルが魂だけは繋ぎとめておいてくれたらしい。ようやく話せるまでに力が戻ったとか何とか。
意外にも富加宮親子が共演するシーンって初めてなんだな。親子の触れ合いが感慨深いですわ……。

バハトと対峙する飛羽真。バハトの絶望にきっちり向き合ったのは良かったですね。どんな事があったとしても絶望して諦めたのはお前の問題ってのはちょっと厳し過ぎる気もするが……。
バハトは飛羽真の行く先を見届けると言い、虚無を残して消滅。最後までひとり『アマゾンズ』なテンションで物語を彩ってくれて感謝。

遂に集まった11本の聖剣。烈火を中心として伝承にあった最後の聖剣が姿を現す。その名は刃王剣（はおうけん）クロスセイバー。漢字で書くと刃王剣十聖刃。まさかタイトルロゴに小さく入っている「聖刃」をここで回収してくるとは……。

クロスセイバーとブレイブドラゴンをソードライバーにセットして抜刀変身。飛羽真は仮面ライダークロスセイバーへと変身する。輝く聖剣が飛羽真を囲んでぐるぐる回る変身エフェクトばちくそかっけーじゃん。荘厳な歌まで流れてまさに最終フォームへの変身に相応しい。

その姿はソードクラウンがクロスセイバー仕様になった青いブレイブドラゴンであった。
何で青色？って思ったけど、完全燃焼した炎ってことなのか。加えて銀河のイメージもあるっぽい。

『Ｗ』でコレクションアイテム商法に舵を切って以降、最終フォームに至るためのアイテムがコレクションアイテムじゃないのって初めてじゃん。いや、聖剣が本作第２のコレクションアイテムって言われるとアレだけども。

公式サイトに堂々と「ノーマルフォームの色違い」って書いてあって吹く。
スーツ新作のコストは浮いたのかと思いきや、特徴的なデザインをスーツに落とし込むのとＣＧ処理にめっちゃ手間が掛かってるっぽい。写真からだけでは判らないこともあるんだなぁ。

もしかして令和ライダーの最終フォームはゴテゴテの全部盛路線からシフトしてサッパリデザインでいく方針なんだろうか。単に平成と差別化したいというだけかもしれんけど。

飛羽真、倫太郎、賢人が歌う挿入歌『Rewrite the story』も披露。
全ての聖剣と剣士の力を内包したクロスセイバーは瞬く間に世界中を滅ぼし始めていた全知全能の書の力をキャンセルしてしまう。規格外過ぎる……。
クロスセイバーのエンブレムは刀身へとスライドして各聖剣の力を読み込むことが可能。サクサクスライドするのめっちゃ気持ち良いな。

ソロモンは大量に量産型キングオブアーサー的な兵隊を召喚するが、クロスセイバーの接待にしかならなかった。
沢山の剣士達と剣をぶつけ合ってきた飛羽真にとって、何の想いも込められていないソロモンの剣は最早軽いものでしかなかった。
これまで事ある毎に剣で語っていたのがここにきて結実するのエモいじゃん。

今回でマスターロゴス大撃破になるかと思ったが、まだピンピンしている模様。しぶといな～。
戦いに混ざろうとするデザストを止めるストリウス。最後に放置されていた虚無をデザストが回収していたが、あれはストリウスの指示なんだろうか。
ＥＤの差し替え映像、飛羽真が大量分身していて草。あっ、賢人戻ってきたじゃん！

予告で剣士達が並び立っていたから全員で一斉に変身するのかと期待していたんだけど、それは無かったですね。
結果的に一堂に会することになっただけで、蓮と神代兄妹は仲間になったわけではないのね。いや、仲間加入回を雑にババっと済まされなかったのは逆に良かったかもしれない。

TTFC産直シアター第２弾が6/13に配信決定。全然音沙汰が無かったからポシャったのかと思ってたわ……。

燃：S-　萌：B+　笑：A-　総：Ｓ

エピソードリンク
・第37章「未来を変えるのは、誰だ。」
・第39章「剣士よ、信じる道を行け。」