【ラノベ】転生ごときで逃げられるとでも、兄さん? 2巻【感想/ネタバレ】
著:紙城 境介 イラスト:木鈴 カケル
「━━知らしめてやりましょう。ジャック・リーバーという存在を」
2021年8月刊行物。約1ヶ月の積み。1年5ヶ月振りの新刊。えっ、そんなに間空いてたの!?めちゃくちゃ実績のある作家さんでもないのにこれだけ間隔があっても続きを出させてもらえるって凄くない?
表紙は1巻のアネリに続いて新ヒロインのアゼレア。お尻を強調する構図えっちじゃない?大丈夫?
さて、盗賊団壊滅の噂が流れ、王立精霊術学院からのスカウトを受けるジャックとフィル。意気揚々と乗り込んだ学院には煌めく才能の持ち主達が集まってきていて……。
冒頭には「ここまでのあらすじ」が。いや、そもそも軽妙の語り口のおめぇ誰なんだよって話で。
しかも、そもそもジャックが転生前に妹ちゃんから逃げ出せたのは何故なのか、ジャックの両親の精霊術とは何なのかとか気になる謎を放り込んできやがる。え、自宅の鍵が開いていてたとか、その辺も後々意味が出て来るのかよ!?
学院で次々と登場するライバル達。風呂敷の広げ方が完全にバトルものでZOKUZOKUするねぇ。
能力バトルもただ力をぶつけ合うばかりじゃなくて、いかにして相手の能力の正体を看破するか、どうやって相手を苦手な環境に引きずり下ろすかも重視されている。
謎解き要素が強く出て来ると富士ミスじゃん!と思う癖やめたい……(´;ω;`)
王子エルヴィスとの全力をかけた対決が完全に最終回の盛り上がりで笑っちゃう。今回のクライマックスへ向けての緩急のバランスがとても良いのよね。
いやしかし、こいつ等ほんとに9歳とかそこらなのかよ……マセてんな……。
妹ちゃんはたまにモノローグで登場するだけで、1巻の時のような悍ましさは薄めだったかな。とんでもなくやべぇ立ち位置で着々と計画を進めている気配は漂ってきているが……。
2巻続けて後書きが無いのが怖ぇよw
前書きの「10歩だけ後ろに戻っておく」って意味深な台詞は一体何なんだったんだろう。今後に繋がるんかな……。
燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・転生ごときで逃げられるとでも、兄さん?(2020/03)
・転生ごときで逃げられるとでも、兄さん? 3巻(2022/04)
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