【ボーダー】ビブリア古書堂の事件手帖Ⅳ ~扉子たちと継がれる道~【11巻/感想/ネタバレ】
著:三上 延 イラスト:越島 はぐ
「前に受け入れられなかったことも含めて、受け入れられる時が来た……それだけだと思います」
2024年3月の新刊。約1週間半の積み。2年振りの新刊。どんどん刊行ペースが落ちてきてないか……?まぁ色んな資料に当たらないといけない内容だからやむを得ないんだろうけども。
今回は戦中に立ち上がった貸本屋、鎌倉文庫を巡る謎に篠川家3世代の女性達が関わっていく、というもの。
スケールがやたらめったらデカくなり、何だか劇場版みたいな風情である。
基本的に女性の視点は無く、各時代で篠川の女と関わってきた男達の一人称でストーリーが展開するようになっている。
前巻ではヤバそうなオーラを放っていた智恵子さんだったけど、今回はその片鱗は控えめだった印象。
3世代が並んで希少な古書に目を輝かせているシーンはエモい画でしたよね。
ゲストキャラの兼井夫妻の関係性も最終的にはハートフルで良かった。表面上はギスギスしていると見せかけて、しっかりお互いを理解しているなんてお前等~~~~~!!となる。
あれ、前巻の時に10周年イヤー!とか言ってたのに特に大きな動きは無かったっぽい……?
燃:C 萌:A- 笑:C 総:A
シリーズリンク
・ビブリア古書堂の事件手帖Ⅲ ~扉子と虚ろな夢~(2022/03)
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