【ボーダー】ビブリア古書堂の事件手帖Ⅲ ~扉子と虚ろな夢~【10巻/感想/ネタバレ】

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著:三上 延 イラスト:越島 はぐ

つまりこれは、もう一冊のビブリア古書堂の事件手帖なのだ。

2022年3月の新刊。約1日の積み。1年8ヶ月振りの新刊。すっかり忘れた頃に刊行されるな……。
そうこうしている内に10周年を迎えたそうで。専用のロゴも作ったようなので盛り上げていくつもりなんかいな。

さて、更に月日は流れて扉子は高校生になった。ある日、とある古書店の跡取りが病死し、その蔵書を息子が引き継ぐことに。しかし、その相続を巡って親族達の思いが絡みあって……。
新章に入ってからまだ3巻目なのに扉子、凄い勢いで成長していくな……。栞子さんに似た美少女に成長しちゃってまぁ……。

跡取りの息子、恭一郎は扉子のひとつ下、春から高校1年生になる。あら~、甘酸っぱいLOVE始まっちゃうんじゃNAIの~???って思ったけど、あまりそういう方向に話が転がらず。扉子は無防備なお姉さんという感じなので、その辺もっとプッシュしてくだしあ。

今回フィーチャーされるのは夢野久作さんの『ドグラマグラ』。ずっと昔から読んでみたいなと思いつつ、手を伸ばす前に記憶から消えていたタイトル。この機に読んでみようかしらん。めっちゃ面白そうに説明するんだもんな~。

毎度のことながら裏で暗躍する智恵子さん。栞子さんや大輔を後継者にすることはやめて、恭一郎や扉子に狙いを定めた様子。
親子の確執どころか孫まで巻き込む気満々じゃん……。篠川家の確執が解消される時がシリーズ完結の時ってことかな。最後、智恵子さんは死亡退場しそう。
大輔、扉子、智恵子さん、それぞれがもつ3冊の事件手帖があるという構図、ちょっと厨二臭くて好きですよ。

読書旅行!そういうのもあるのか。家庭を持っている人なんかは普段とは違う環境の方が読書が進むということなの?
アニメ映画の企画はもう完全にポシャってしまったのだろうか。10周年を機に動き出してもおかしくはなさそうだけども。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
ビブリア古書堂の事件手帖Ⅱ ~扉子と空白の時~(2020/07)

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ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~ ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)

メディアワークス文庫

Posted by お亀納豆