【ラノベ】落第騎士の英雄譚 4巻【感想/ネタバレ】
著:海空 りく イラスト:をん
『知らなかった。弱いことが、こんなにも苦しいことだったなんて……』
2014年4月刊行物。約1週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。
表紙はここにきて珠雫。制服は勿論あちこちびりびり。今回はおっぱいのところちゃんと破れてるじゃん。
さて、七星剣武祭に備えて合同合宿に臨む一輝達、代表選手団の面々。本番に向けてコンディションはばっちり……かと思われたその裏で蠢く闇。事態は急展開を見せて……。
一輝のファンを自称する紫之宮天音(しのみや・あまね)。一輝は決め台詞を褒めたたえられて恥ずかしがっていたが、あれって劇中でも厨二丸出しの痛々しい台詞だったんだ……w
天音はどうやって「最弱」と書いて「さいきょう」と読んでることを知ったんだろうw
で、恥ずかしがっていた割にこの後のバトルではしっかり使っているというw
七星の各校に潜んでいた8番目の学校、暁の刺客達。アリスもまたそのひとりであった。ところがすっかり珠雫達のことを好きになってしまったアリスはもう裏切るつもりはなくて。
これ、意外だったよな。一度は一輝達と決定的な対立の姿勢をとると思っていたのでかなり驚いた。
今までは所詮学生の遊びですわと言わんばかりのえげつないインフレバトルに真っ青になっちゃう。前巻では最強みたいな描写だった刀華会長が手も足も出ないなんて……(´;ω;`)
更に一輝がぶつかることになったのは世界最強《比翼》のエーデルワイス。何で僅か4巻で世界最強が出て来るんだよ……(´;ω;`)
出し惜しみせず《一刀修羅》を使うもまるで歯が立たず。運と気合と根性で死ぬことは避けられた、くらいの感度じゃん……。
攫われたアリスを助けに向かった珠雫はアリスの師ヴァレンシュタインの前に崩れる。上半身と下半身を切断されて、切断面から内臓が零れ落ちる描写まであったので怖過ぎてないてしまった。何で美少女にそういう酷いことするのぉ……。幻を見せられてるとかじゃなくてガチガチのガチだからな……。
でも自身を一旦気体化させてから再構成したのでせふせふだなんてムチャクチャ過ぎるやろ……w
そうポンポン使える技というわけではないみたいだけど……。
成程、今回が珠雫のお当番回だから表紙を飾っていたのか。
絢瀬先輩、今回はちゃんと出て来たかと思えば新キャラの噛ませ……にすらなれずに退場。扱いが酷過ぎる……。ヒロイン候補にすらなれないっていうのかよ……(´;ω;`)
事態の裏で動いていたのは魔導騎士連盟に反旗を翻した日本政府。《解放軍(リベリオン)》の戦力を招き入れる等、ブラックな手段を用いることに躊躇いが無いのはやべーが、日本の魔導騎士の育成を連盟に握られていることを問題視しているというのは割と真っ当な理由のようにも思える。
主導している月影総理大臣はかつては真宮寺先生が尊敬するような人物だったらしいが……。
こんな状況では七星剣武祭もなにもあったものではない……となるかと思いきや、むしろ決着は七星剣武祭で。連盟の魔導騎士の力を示せということらしい。
しかし一輝の初戦の相手は前七星剣武祭王者、諸星雄大で。うーん、こんなのずっとクライマックスじゃん……(´;ω;`)
燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・落第騎士の英雄譚 3巻(2014/01)
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