【ボーダー】お嬢さんの契約カレシ。 2巻【最終巻/感想/ネタバレ】
著:織島 かのこ イラスト:白谷 ゆう
「可愛い恋人のお願いは、死ぬ気で叶えるって言ったでしょ」
2023年12月刊行物。約1週間半の積み。連続刊行。
どんどん膨れ上がっていく俊介と雛乃さんの気持ち。しかし時は無情にも流れて契約の終了期日がすぐそこまで迫っていて……。
もう今にも決壊してしまいそうなふたりの心情がなぁ。じれったいやら辛いやらでさぁ。
雛乃さんの可愛さと別れの絶望を反復横跳びするもんだから息切れが激しいったらない。
違い過ぎる身分に苦悩するふたり。1巻の最初に札束ビンタで言うこと聞きますよってヘラヘラ笑っていた俊介に最悪のタイミングで札束ビンタブーメラン返ってくるの辛過ぎでしょ……(´;ω;`)
きっと石田がキーマンになるんだろうなとは思っていたけど、キーマンどころか石田がいなかったらバッドエンドまっしぐらになるレベルの重要人物じゃねーか!
何回も石田……!ってなっちゃう。
雛乃が生まれた時から寄り添ってきた石田の心情を想像すると涙腺爆発しそうになる……(´;ω;`)
雛乃さんのお父さんにしても婚約者の松ヶ崎にしても意外と話が通じる相手だったのが意外だったわ。諦めずに行動したら何とかなったぜ!っていう建付けが気持ち良かったですねぇ。
俊介と雛乃さんのお父さんと石田で釣りに行ったってサラっと流してたけど、そのシーン詳しく教えてくれよw
あーっ、人気のスイーツ店アドリエンヌって織島さんの他の著作『甘党男子はあまくない』に出て来たお店やないですか!おいおい、そのカヌレを作ったパティシエは一体誰なんだ!なぁ、おい!とテンション上がって突然のインノケンティウスになってしまう。拙者、世界観繋がってる演出大好き侍なのでなぁ。
幸せオーラが溢れ出しているアフターエピソードもみっちり収録。俊介と雛乃さんが幸せそうにしているだけで満足度たっか……。周囲の人達との関係性もきっちり見せてくれるのが嬉しいですよね。ハートフルさも備えているというか。
くそっ、織島さんの著作、好きにならないのが無理ゲーなヒロインばっかり出て来るやんけ……。どないなっとんねん……。
これで刊行されているタイトルは全部読んだことになるか。どの作品もコンパクトにまとまっているが、短いからこそ密度高く面白いストーリーになっているのかな。下手に引き延ばすと薄味になってしまうのかもしれん。
燃:A+ 萌:A+ 笑:A- 総:S-
シリーズリンク
・お嬢さんの契約カレシ。 1巻(2023/11)
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