【ラノベ】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 12.5巻【感想/ネタバレ】
著:衣笠 彰梧 イラスト:トモセ シュンサク
期待している。
己の中に計算できない感情が存在してくれていることを。
最後の日と決めたこの瞬間でも、それを祈っている。
2024年11月の新刊。約3日の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は椎名さんか。これは完全に清楚ヒロインの出で立ちである。こんな髪色だっけ?もうちょっと灰色に近かったような。
激動の学年末試験が終わり、春休みに突入。Aクラスでの卒業の可能性が高まり希望に満ち溢れる堀北クラスと龍園クラス、その一方で実質Aクラスへの希望が潰えた坂柳クラスと一之瀬クラスは……。
学校を去る坂柳さん。残留するという展開は無く、潔く退場か……。ただ、そう遠くない内の再会を匂わせるような発言もしていて。
もしかして3年生編では運営側として登場したりするんだろうか。若しくは3年生編の後に運営サイド編みたいなのがあって、そこで合流するとか……。
リーダーが落ちたというのに森下さんは平常運転。ふざけ散らかし過ぎなんだよなぁ。藍ちゃんコンピュータじゃないのよw
教師陣を集めて星之宮先生の暴走を食い止めようとする綾小路。真嶋先生、掌くるくる過ぎて笑っちゃうな。流れるように態度を変えるやんw
遂に訪れた軽井沢さんとの別れの日。自分の中に新しい感情が生まれることを期待しながらも冷徹に別れを告げる綾小路。そっか、軽井沢さんも何となく察していて、それでももしかしたらって可能性に縋ってたのか……。
泣き喚くのは綾小路の望むことではないからと、カラっと別れる軽井沢さんつら……。何でそういう酷いことするのぉ……(´;ω;`)
この辛い展開をラストに持ってこないのがまた酷いよねぇ。こんなのただの通過点に過ぎねーぞって言われているようで……。
綾小路のお父さんが三者面談を利用して乗り込んできた。それは鬼島総理や高円寺のお父さんに接触するため。おっと、ここで親世代の思惑が前に出て来るか。
綾小路父、高円寺父、鬼島総理という中年男性3人で口絵見開きを使ってるの凄い贅沢だな……。
成程、高円寺はお父さんから提示された条件達成で「本当の自由」を許されるって約束になってるのか。
それぞれの親の思惑を受けて、綾小路と高円寺は激突するのか、それとも手を取り合える可能性が残されているのか……。
石崎のナイスアシストで椎名さんが赤面。は?めっちゃ可愛いんだが???今までずっとぽわぽわしてる感じだったのに、ここで恋心を見せてくるのズルいんだよなぁ。
一之瀬さんは益々得体の知れない進化を遂げて。誰も退学させないという方針自体は変わっていないけど、その根幹にあるものは大きく様変わりしていそうよね。神崎達が変貌した一之瀬さんについていけるのかどうか……。
一方、少しずつ綾小路への恋心を自覚し始めた堀北さん。おーっと1周回ってメインヒロインとして前に出て来るのか~?
というところで、綾小路はリーダーを欠いて落ち目のAクラスへと移籍。ここ数巻の彼の振る舞いから新しい第5のクラスを作ろうとしているのかと思ったが、そうではなくて3年生の最終盤まで4クラスが沈まずに競い合える環境を整えたかったのね。
星之宮先生は茶柱先生の元から綾小路が離れたことでスッキリしたんかな。殺意とも言える感情を抱いているとか言ってたからどんな爆弾を放り込んでくるかとヒヤヒヤしてたんだけども。
さぁ、いよいよ最終章3年生編へ突入だ。大きく変化した情勢で、どうストーリーが転がっていくか全然予想出来ねぇじゃん。くぅ~~~~~~楽しみになってきたな!!
あれ、1年生組、完全に空気になってないか……?まぁ1年生達まで描写していたらページがいくらあっても足りないというのは理解るが……。
燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 12巻(2024/07)
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