【ラノベ】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 12巻【感想/ネタバレ】

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著:衣笠 彰梧 イラスト:トモセ シュンサク

価値のなくなった人間は切り捨てられる。

2024年7月の新刊。約6日の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙は何と茶柱先生と星之宮先生。遂に生徒で表紙に出れそうなキャラが尽きたのか。いやしかしどちらの先生もそこはかとなくえっちな雰囲気を漂わせていて良いね……。

さて、いよいよ訪れる学年末試験。今回は当日まで殆どのルールが伏せられたままという異例の事態に。
まともに準備することすら許されない環境で各クラスのリーダー達の立てた戦略とは……。

長谷部さんが佐倉さんの退学から時間が経過して綾小路に歩み寄ろうとする素振りを見せてきた。
表面上は無難に対応した綾小路だけど、内心ではもう長谷部さんのことはどうでも良いと考えている様子。時折覗かせる綾小路の冷淡な一面、ZOKUZOKUしちゃうね。

人狼ゲームのような特別試験、ルールが難し過ぎワロタ状態である。こんなんその場で説明されて、さあ始めてくださいって言われても無理ゲーやろ……。何戦かやってみて感触を確かめる猶予も無いし……。

星之宮先生は自身のクラスを勝たせるためなら手段を選ばない素振りを見せてきて。そこまで闇を抱えていたのか……。今回は不発に終わったが、これは3年生編で大爆発を起こしそうだな……。

神崎はまともに戦うことすら敗北を認めてしまった。挿絵からも相当追い詰められていることが見てとれるが、彼はここまでなんだろうか。
一方、試験内容と一之瀬さんのこれまでの経験ががっちと噛み合って、水を得た魚のように無双が始まる。ここにきて一之瀬さん有利とは。

一之瀬さんに惨敗した堀北さんは綾小路の前で悔し涙を流す。あれ、何だかんだで一周回って堀北さんのヒロインムーブが強くなってきたか……?
綾小路すら倒せると意気込む一之瀬さんだったが、平然と自らのクラスメイトを退学させる彼の姿を目の当たりにして、激しく心を乱してしまうことに。

遂に一之瀬さんの前で冷淡な本性を露にした綾小路。デリートされたのは以前からクラスへの背任行為を働いている描写があった前園さん。
前園さん、こんな顔だったのか。黒ストはえっちで大変よろしいが、顔が怖ぇんだよな……。まぁ追い詰められているシーンだからというのもあろうが……。

綾小路にとっては前園さんはデリーとする価値すらないような容易にコントロール出来る存在でしかなかったようだけど、一之瀬さんに自分が誰かを退学させる瞬間を目撃させることが目的だったってことか?

試験官の口振りからすると、今回の試験はルール上、退学者が出る可能性はあるものの本当に退学者出てしまうような構築にはなっていなかった模様。学校側が退学者が出ないように動きつつあるってこと……?
だとすると南雲も引退した以上、退学者が今後は出なくなっていくのか……?それも何だか緊張感が無いような気がするけど……。

坂柳さんと龍園の対決、軍配が上がったのは坂柳さんの方……と見せかけて……。深い読みが出来るが故に、綾小路が求めているのは成長した龍園との対決と察してしまう坂柳さん切ねぇ……。

坂柳さんも龍園もどちらも自分が敗北者と受け止めている様子だけど、これだとまだどちらが消えるかは判らないよな……。引き分けともとれる幕引きで、どちらも残留するって可能性あるだろうか……。それとも私が退学する、いや退学するのは俺だと譲り合い逆修羅場になるのか……。

いやしかし大きく盤面が動いたな。橋本の心情にも変化があったようだし、3年生編がどんな形でスタートするのか目が離せませんなぁ。くぅ~~~~~っ、面白くなってきたじゃないの!

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:S-

シリーズリンク
ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 11巻(2024/02)

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ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編12 (MF文庫J)

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Posted by お亀納豆