雨の日のアイリス
僕の生きがいは博士です。大好き博士。アイラブ博士。結婚して博士。以上!
電撃文庫2011年5月の新刊。約1年4ヶ月の積み。第17回電撃小説大賞4次選考作品が改稿を経て文庫化。
著者の松山さんは何と2007年に新風舎文庫から『閻魔の弁護人』でデビューした人なんだな。
その後、ガンガンノベルズや一迅社文庫でも1冊ずつ出した後、電撃に拾ってもらったのか。
実は、これ、去年のこのラノのランキングでトップテンに入ってんだよな……。読むのに、ちょっと身構えちゃうじゃねーか。
人間と見分けがつかないロボットが作られる世界、ロボット工学の権威アンヴレラ博士の屋敷で働くロボット少女アイリスの破壊と再生の物語。
表紙から、ボチボチ切なさオーラが漂ってるから、ある程度覚悟はしてたけど、博士とのイチャイチャを見せつけられた直後に、博士が死んじゃう展開はきっついな。
要は最愛の人を突然亡くしたアイリスが如何にして新しい人生を歩むに至ったかを描いているわけか。
最後、アイリスも死んじゃうんだと思ってたわ……。
うーむ、切な面白かったけど、ランクインするほどの内容だろうか……。確かに、ラノベで珍しいストーリー構成という意味では貴重なんだろうけど。
次は2012年9月に新作『雪の翼のフリージア』。タイトルがこっちと似てるけど、何か関係あるんだろうか。
燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A-
第17回電撃小説大賞リンク
・シロクロネクロ(大賞、2011/02)
・アイドライジング!(金賞、2011/02)
・青春ラリアット!!(金賞、2011/02)
・はたらく魔王さま!(銀賞、2011/02)
・アンチリテラルの数秘術師(銀賞、2011/02)
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