アニソンの神様 score.02

アニソンの神様 score.02 (このライトノベルがすごい! 文庫)
著:大泉 貴 イラスト:のん

「タイアップ曲にだって、アニメ愛に満ちた曲がたくさんあります!タイアップ曲はアニソンじゃないと差別するほうがわたしは間違いだと思います。『メリッサ』を聴くたびに、両手をパンと叩きたくなるのはわたしだけではないはずです!」

このライトノベルがすごい!文庫2013年7月の新刊。約2日の積み。10ヶ月振りの新刊。
献本を頂きました。有り難うございます。でも、俺、1巻読んだことないんですけど……(´・ω・`)

著者の大泉さんは『ランジーン×コード』でデビューした人か。
イラストののんさんは、電撃文庫『安達としまむら』やファミ通文庫『僕の学園生活はまだ始まったばかりだ!』なんかの挿絵を描いてる人か。

ドイツからの留学生の少女エヴァは、アニソンバンド〝レーゲン・ボーゲン〟を結成し、文化祭でのライブを成功させた。
次なる彼女達の目標は、ライブハウスでの演奏で……というお話。

帯では、水木のアニキが推薦文を書いているが、間違っても、そういう系統の話ではない。
基本的に本作に登場するのは、知らずに聴けばアニソンとは判らないようなものばかり。

いやいや、ちゃうやろ。何はともあれアニソンってのは知識ゼロで聞いても、アニソンと判るようなもんだろ。
いや、オサレ系アニソンも好きですけど、オサレ系だけ出してアニソンやで!(ドヤァってのはどうかと……。
そういう話が既に1巻でされてたらすいません。
そうだ、1冊丸ごとロボットアニソンだけの巻を出そう(提案)

聖母のような敬語ヒロイン、エヴァがちょっと可愛いから困る。あー、これは勘違いするわー。俺が弦人の立場だったら3秒で勘違いするわー。

構成としてはベタべッタで、オタク趣味を持ってる奴の人格まで否定するのがどーたらこーたら何やかんや、アニメだろうと何だろうと素晴らしいものは素晴らしい云々かんぬんというアレ。
オーソドックスだけど読み易いのは読み易い。

後は劇中で使用されている曲を知っているかで、読んでいるときのテンションが大分左右されそう。

ラストはバンドのメンバーの1人、琴音の抱える問題が浮上してきて……というところで続く。
大した引きでもないし、今巻は今巻で綺麗に終わっておいた方が良いと思うのだが……。

にしても、これはカラオケに行きたくなるな……。

燃:B+ 萌:A- 笑:B- 総:A

著者リンク
東京スピリット・イエーガー 異世界の幻獣、覚醒の狩人(2014/01)