火の国、風の国物語8 孤影落日
著:師走 トオル イラスト:光崎 瑠衣
《力が望みか。資格を持つ者よ》
約二ヶ月半週間の積み。何と隔月刊行です。雑誌連載分をまとめたものだから出るのが早くてもおかしくはないと思わせておいて、がっつり書き下ろしありで本編進行です。物凄いボリューム。
表紙はメリステル。後ろにはモンフォードが。
総扉はいきなり軽くミーアのサービスシーン。口絵四ページ目はまさかのメリステルのサービスシーン。緊縛プレイてwと思っていたら、イメージイラストかよ!最近口絵での釣りっぷりが酷いなw
でも、こういうサービスが無いと多分、ここまで続いてないんじゃないかな。
さて、ミーアとオリビアが思い出す形で連載第三期ジェレイド編第二部が語られる。連載分が全て間章扱いで吹いた。間章多過ぎるだろw
過去のエピソードはボルネリア候との決着が書き下ろしで追加されている。モンフォードのリクエストがあったとはいえ、ジェレイドえげつねぇ。
本編ではアレスが黄昏の主に見放されるという、まさかの展開が。
そして、次にパンドラが契約相手として選んだのはフィリップだった。何故、口絵でほぼネタバレするんだ……!
でもフィリップが選ばれるだけだったら、そんなに衝撃じゃなかったと思う。まさかアレスのチート性能が失われるときが来るとはなぁ。
契約を破棄された途端、一気にヘタレになってしまうアレス。元々優秀な騎士だった筈だけど、長年パンドラに頼る戦い方をしていただけに、その反動は大きかったか。
自らの力だけで再び立ち上がったときこそ、彼が本当の英雄になるときか。まさかフィリップはそのためだけの噛ませ犬として退場するのか……?
さあ、盛り上がって参りました。次は三月、『黒王降臨』。これでフィリップが表紙じゃなかったら笑う。
燃:A 萌:B+ 笑:B 総:A+
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