その冥がりに、華の咲く 陰陽師・安倍晴明

その冥がりに、華の咲く  陰陽師・安倍晴明
著:結城 光流 イラスト:あさぎ 桜

「あやつは待っておるのやもしれぬ。……晴明が、冥がりに何かを見出すのを」

2013年3月の新刊。約1年1ヶ月4週間の積み。2年7ヶ月振りの新刊。
今回はデジタル野生時代に連載されたものを単行本化。
やはりイラストは表紙のみです。連載時にはあったのかしら。雑誌の雰囲気からすると無さそうだけど。

さて、前代未聞である十二神将全員の式神化を達成した晴明だったが、その強大な力に振り回されるばかり。
その上、神将の力を欲する人々からの妬み恨みもあって……。

基本的に本編である『少年陰陽師』よりも圧倒的にストイック。神将の当たりもキツイしなぁ。
これが本編でのあの晴明大好きっぷりに変貌するのか……。

今回でもまだ晴明と若菜が結婚するところまではいってないんだけど、その辺を描いてほしいという気はする。とびっきりハートフルなやつを頼む。
まぁ、こっちのシリーズはもう買わないでも良いかなと思うんだけども。

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:B+

シリーズリンク
我、天命を覆す 陰陽師・安倍晴明(2010/08)