記憶の森のエリス ブラコン×記憶力ゼロ→大迷走
著:七瀬川 夏吉(なつよし) イラスト:こぶいち
貧乳であることに劣等感を感じている女の子のいじらしさは、巨乳の子には絶対ない魅力だという。そう、貧乳はコンプレックスを抱くからこそ美しいのだ!
約2ヶ月の積み。スニーカー文庫。ザスニで連載されていた新人さんの作品が大幅書き下ろし追加で文庫化。この辺は『時間銀行』と一緒だな。
イラストはファンタジア文庫の『これはゾンビですか?』やMF文庫Jの『緋弾のアリア』でお馴染みのこぶいちさん。この時点で最低限、イラスト本としての価値は保証されてるよな。
表紙は全裸のエリスがアップで登場してまして、帯には「お願い 帯は、おうちに帰ってから、こっそりはずしてください」と書かれている。外すと、いよいよエリスが全裸であることが判明するんだが、何だろう、このインパクトの無さ。ネタとしては面白いんだけど、その下に裸があったところで……と思ってしまう俺は屈折してるな。
さて、本作は人々の記憶が集まる記憶の森を管理する守人の少女エリスと代理案内人の少年カガミが様々な依頼人の記憶に触れていく物語。
連載分では普通に依頼をこなして、書き下ろしパートでエリスとカガミに関わる物語が進む構成となっている。
読み易くサクサク進む。サクサク読める分、軽いですが。ちょいちょい、シリアス要素が入ってくるんだが、あんまり緊迫感が無いというか。全裸過ぎる所為じゃないかなぁ(ぉ
本筋回りはごくごく普通なんだけど、記憶の森に入るには極力身体から不純物を取り除く必要があるという設定がミソ。つまり全裸にならないといけないのだ!な、なんだってー!?
というわけで、イラストはかなり肌色成分が高い。こぶいちさんのイラストなので、ただ裸なけでもかなりの眼福という。
か、勘違いしないでよね、別に可愛い女の子が裸になってたら喜んで続きを買うってわけじゃないんだからね!
でも4月に出る2巻は買います<何なんだ
燃:C 萌:A 笑:B 総:B+
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